伊香保温泉を守護する、温泉の神を祀る神社。
今回は縁結び、子宝に御神徳がある、伊香保神社(群馬県渋川市)についてお話していきます。
主祭神は、
・大己貴命(おおなむちのみこと)
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
です。
365段の最上段に鎮座し、南に榛名山、北東は越後連山が眺望される位置にあります。
Contents
伊香保神社の特徴
もとは山岳信仰の神
もともと伊香保神社は、第十一代・垂仁天皇の時代(紀元前29~70年)に”いかほ”(榛名山を含む昔の地域名)の山岳信仰した「いかつほの神(山の神)」である大山津見神(おおやまつみのかみ)であったといわれています。
その後、律令制度ができた飛鳥・奈良時代(583~710年ごろ)に、大己貴命、少彦名命の二柱を祀るようになりました。この二柱は、温泉の神でもあることから、温泉の湧き出る地域に多く祀られています。
縁結び、子宝のご利益
主祭神の大己貴命は少彦名命と一緒に国造りをして、人々に医薬を教えたりしました。大己貴命は大国主命のことで、出雲大社などで有名な縁結びの神であり、多くの神との子をもうけたことで子宝の神ともいわれています。
伊香保神社でも大己貴命をお祀りしていることで、縁結びや子宝のご利益があるといわれています。
なお、少彦名命は玉造温泉、道後温泉、箱根温泉などの温泉を発見した神様といわれています。大変小さい神様で一寸法師のモデルともいわれています。
拝殿には、”開運子授”と”えんむすび”の絵馬や”子宝子授御守”も人気です。
伊香保温泉の石段の最上段
伊香保神社は、伊香保温泉の石段の最上段にあります。石段は365段。
石段の途中には、土産屋や日帰り温泉、無料の足湯、射的場などもあり、昔ながらの雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと石段を上がっていくことができます。
今回いただいた御朱印
伊香保神社の拝殿に書置きがあります。御朱印帳に記帳してほしい場合は、渋川八幡宮でいただくことができます。
今回は、渋川八幡宮でいただきました。
伊香保神社オンラインツアー
撮影した日は天気が悪く、時頼雨が強く降ってきましたので、写真写りが悪いです。
伊香保温泉の石段のふもとからスタートです。石碑には、”参百六拾五段”と書かれています。
ふもとには伊香保温泉のゆるキャラの「いしだんくん」がお出迎えです。
石段を上がると、すぐに伊香保関所(伊香保留番所)があります。寛永八年(1631年)に三国街道の裏往還の要所として設けられました。
中は、資料館にもなっています。
引き続き石段を上がります。
甘味処・土産屋・日帰り温泉・足湯で休憩したり、射的・わなげなどで遊べます。
しばらく進むと、鳥居が見えてきます。
鳥居の手前には狛犬。足元のプレートに321段と書いてあります。
鳥居のすぐ左側に手水舎。
そして、最後の365段目。
鳥居をくぐれば、最上段に着きます。
鳥居の脇には、万葉歌碑、俳人の松尾芭蕉の句碑、江戸時代後期の尊皇思想家の高山彦九郎の”腰掛の石”が並びます。
境内社として、三峯御眷属の八坂神社、八幡宮、稲荷神社が合否されたお社が並びます。
そして、拝殿と本殿。
くまさま。石段がきついです!!
早く上りすぎですよ。ゆっくり散策しながら上ればそれほどきつくありませんよ。それに石段には休むところもたくさんあります。
甘味処や足湯もありますね。寄っていきます。
石段を上ると金運がアップするともいわれているので、ゆっくりと上がるのがよいですよ。
でも足湯にゆっくりつかると、のぼせそうです。
伊香保神社の情報はこちら
御祭神
・大己貴命(おおなむちのみこと)
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
ご利益
縁結び、子宝、安産、子育、家内安全、病気平癒、五穀豊穣
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(拝殿に書置きあり。渋川八幡宮でもいただけます)
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:元旦祭
2月3日:節分祭
7月第一月曜日:たび供養祭
9月18日~20日:伊香保まつり
9月19日:例大祭
鎮座地(住所)
〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保2
アクセス
JR上越線・吾妻線「渋川駅」より関越交通バス「伊香保温泉」下車、徒歩10分
駐車場
あり(無料。3台駐車可能。伊香保温泉の公共駐車場も多数あり)
ホームページ
なし