1400年以上の歴史を持つ、群馬県にある関東屈指のパワースポット。
今回は、願望実現に強力なパワーを持つとされる榛名神社(群馬県高崎市)についてお話していきます。
主祭神は、
・火産霊神(ほむすびのかみ)
・埴山毘売神(はにやまひめのかみ)
です。
昔から、山岳信仰の霊場にもなっており、神秘的な場所です。木々や岩に囲まれた参道はゆっくりと歩き、その大地のエネルギーをいただいてください。
Contents
榛名神社の特徴
神秘的な参道
榛名神社は、二の鳥居から本殿まで約700m、徒歩15分あります。その参道の風景は、木々や岩、川や滝などに囲まれて神秘的な雰囲気です。
この二の鳥居から入ります。奥に見えるのは随神門。
随神門をくぐると、最初は木々に囲まれています。
参道脇には榛名川が流れ、せせらぎが聞こえてきます。
川の向こう岸は岩山。
そして、しばらく進むと、今度は岩に囲まれます。落石防護トンネルもあります。
途中に瓶子瀧(みすずのたき)。
本殿周りの岩で囲まれています。
御神体も洞窟の中です。
霊山のパワーとマイナスイオンを体に取り込みながらゆっくりと歩いてみてください。体の中が浄化されて、願望実現のパワーがみなぎってきますよ。
歴史ある建造物
国や群馬県の指定重要文化財になっている木造の建造物が多数あります。どれも彫刻がみごとなのでじっくりと見ていただきたいです。
随神門
三重塔
双龍門
神楽殿
本殿
龍の彫刻が多く、特に本殿が素晴らしいですね。柱にも龍が描かれています。見ていて飽きないです。
今回いただいた御朱印
御朱印は、拝殿横にある札所でいただけます。
榛名神社オンラインツアー
今回は、雨の中、榛名神社入り口にある、”鳥居型の歓迎ゲート”からスタートです。これは鳥居ではありません。根元に”ようこそ榛名へ”と書かれています。一之鳥居は、榛名神社から9kmほど離れた場所にあり写真に収めておりませんでした。
”鳥居型の歓迎ゲート”の奥に、榛名神社の二之鳥居があります。ここから本殿までは徒歩15分ほどかかります。
二之鳥居の先には、国指定重要文化財の随神門。元々は仁王門で、明治の神仏分離のときに随神門と呼ばれるようになりました。弘化四年(1847年)に建立。
随神門には明治時代の神仏分離前までは仁王像が置かれていました。現在の随神は明治三十九年(1906年)の丙午還暦大祭に奉納されたものです。
随神門の右側には、七福神の一柱目の毘沙門天。随神門をくぐってそのまま境内を進んでしまうと、毘沙門天が見えないので、随神門をくぐったら右奥を見てくださいね。
境内を進むと、みそぎ橋の手前に七福神の二柱目の寿老人。
みそぎ橋を渡ります。
みそぎ橋を渡った右側には、千本杉と七福神の三柱目の布袋。
左側には境内社の秋葉神社続く参道があります。お参りに行く際は道が険しいので気を付けてくださいね。
本殿に続く参道を進みます。
しばらく進むと、右側にお土産屋が2件。山昇堂、みそぎ屋があり、榛名特産の梅を使ったお土産がたくさん売っています。
左側には、水琴窟(すいきんくつ)と廻運燈籠(かいうんとうろう)。水琴窟は、恋人同士が同時に二本の竹筒に耳を当てて聞くと、榛名神社のご神水の力で縁が結ばれるといわれています。
廻運燈籠は、水みくじを自分の干支の納め口から入れて廻すと、運が廻ってくるといわれています。
水琴窟の隣には、七福神の四柱目の福禄寿。
さらに参道を進みます。
階段を上ると、市指定重要文化財の明治二年(1869年)に建立された三重塔が見えてきます。三重塔の名称は神宝殿。五柱の神を祀る五柱社とも呼ばれています。群馬県で現存する唯一の三重塔です。
神宝殿の手前には狛犬。榛名神社の狛犬が鎮座するのはここだけです。
右の狛犬の奥には、七福神の五柱目の恵比寿。
神宝殿の先には、鳥居があります。
鳥居をくぐったすぐ左側には、御廰宣(みちょうせん)の碑。榛名神社に伝わる最も古い文書である留守所下文を忠実に彫ったものです。後鳥羽天皇の建久元年(1190年)に、健児(こいでい)、検非(けんび)両使の停止を許可する許文の碑。
右側には、ハケブラシ塚。
ハケブラシ筆の感謝焼納所もあります。
鳥居をくぐって少し進むと、落石防護トンネル。
トンネルの途中に、塞神社(さえのかみしゃ)。他界より侵入して災厄をもたらす邪神、悪魔などを防ぎ止め追い返すといわれています。交通安全、悪魔除け、良縁、妊娠、出産などのご利益あり。ここでお参りして、穢れを祓ってから先にます。
トンネルを抜けると、行者渓の神橋。
神橋からは、役行者(えんのぎょうじゃ)が修行したと伝えられる行者渓が見えます。
七福神の六柱目の弁才天。
東面堂。江戸時代までは、岩にはめ込まれた扉の中には、千手観音を安置していたといわれています。
市指定重要文化財の萬年泉。水が涸れることがない泉という意味。雨ごいの時にはこの水をいただいて田畑にまくと霊験ありといわれています。
御水舎。瓶子瀧(みすずのたき)と同じ榛名山麓の天然水で、御紳水になっています。
手水舎の右側からは、瓶子瀧(みすずのたき)が見えます。立札に歴杼楓(れきじょふう)とありますが、昔、立派な楓(かえで)があり根元から折れてしまったそうです。
手水舎の左側の階段を上がります。
途中に、国指定天然記念物の矢立杉。樹高55m、周囲9.4m。武田信玄が戦勝祈願のため矢を立てたといわれています。
となりに、国指定重要文化財の安政六年(1859年)に建築された神幸殿(みゆきでん)。神幸祭(5月8日~15日)のときに神輿がとどまる社殿です。
階段を上がり、神門をくぐります。
七福神の七柱目の大黒天。
さらに階段を上ると、国指定重要文化財の安政二年(1855年)に竣工された双龍門。龍の彫刻や龍の水墨画が施されていることから、双龍門と呼ばれています。
最後の階段を上ります。正面に見えるのは、国指定重要文化財の明和元年(1764年)に再建された神楽殿。
天井には、花鳥獣や神楽面が描かれています。
神楽殿の横には、奉納された天狗像。
神楽殿の向かいには、本殿。国指定重要文化財の文化三年(1806年)の再建された権現造りで、全体に見事な彫刻が施されています。
本殿は「御姿岩」に面しており、中は洞窟となっていて、その中に主祭神をお祀りしています。
本殿の左側には、国祖殿。享保年間(1716~1735年)の建築。神仏習合時代は本地堂と呼ばれていて、本地仏勝運地蔵が祀られていました。
国祖殿の左側には、鉄燈籠(古鉄燈籠)。元享三年(1323年)に建立された群馬県内最古のものです。
本殿の右側には、杵築社(きつきしゃ)。縁結びの神様です。
くまさま。雨ごいの御紳水があります。
榛名神社の雨ごいの御紳水は、萬年泉(まんねんせん)といって、一年中水が涸れることがないのですよ。
そして、日照りで苦しんだときは、御紳水を竹筒に入れて祈願し、田畑にまくと必ず霊験があり雨が降ったといわれています。
日照りで困っている田畑があったら、萬年泉の御紳水をいただき、届けたいです。
榛名神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
・火産霊神(ほむすびのかみ)
・埴山毘売神(はにやまひめのかみ)
【合祀】
・大山祇神(おおやまつみかみ)
・大物主神(おおものぬしのかみ)
・御沼龗神(みぬまおかみのかみ)
・水分神(みまくりのかみ)
・木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)
【国祖殿】
・豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)
・彦狭島命(ひこさしまのみこと)
・御諸別命(みもろわけのみこと)
【塞神社】
・八街比古神(やちまたひこのかみ)
・八街比賣神(やちまたひめのかみ)
・来名戸神(くなどのかみ)
ご利益
天下泰平、鎮火、開運、家内安全、五穀豊饒、商売繁昌、縁結び、安産
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
祭事
1月1日:歳旦祭
1月3日:祈願祭
1月15日:筒粥(つつがゆ)神事
2月3日:節分祭
2月15日:御神楽(みかぐら)始祭
2月17日:祈年祭
5月1日:御嶽(みたけ)祭
5月5日:端午祭
5月8日:神幸祭
5月15日:春季例祭、還御祭
6月5日:粽祭(ちまきまつり)
6月15日:須賀社例祭
6月30日:大祓、道饗祭、鎮火祭
10月9日:秋季例祭
11月1日:秋葉社例祭
11月23日:新嘗祭、新穀感謝祭
12月31日:天狗祭
毎月1日、15日:月次祭
鎮座地(住所)
〒370-3341 群馬県高崎市榛名山町849
アクセス
・JR「高崎駅」より群馬バス・本郷経由榛名湖行き「榛名神社前」下車、徒歩15分
駐車場
あり(無料)
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