岩槻城の総鎮守で、縁結びや勝負運のご利益をいただきませんか?
今回は、鶏が境内を自由に歩いている岩槻久伊豆神社(埼玉県さいたま市)についてお話していきます。
名称が、クイズとも読めることから、クイズ神社とも呼ばれています。
岩槻城の総鎮守であり、正式名称は、「武州岩槻総鎮守 久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)」ですが、「久伊豆神社」の名称の神社が多数あるため、「岩槻久伊豆神社」と記載させていただきます。
主祭神は、
大国主命(おおくにぬしのみこと)
です。
大国主命といえば、出雲大社の神様。”だいこくさま”とも呼ばれ、縁結びの御神徳として有名ですね。その他にも、日本全国を渡り歩き、開拓し、人々が生活する上で必要な医療や農工の技術を授けられたことから、医療・農工・商売の神でもあります。
Contents
岩槻久伊豆神社の特徴
勝負運にも強いクイズ神社?!
神社の名称が、
- 久(ク)
- 伊(イ)
- 豆(ズ)
と読めることから勝負運に強い神社ともいわれ、「クイズ神社」として親しまれています。
そのため、勝負事の前やクイズ出場者の優勝祈願、クイズ番組制作者も訪れるともいわれています。
1987年には、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の国内二次予選の会場にもなりました。
境内には北野天満宮もありますので、合格祈願も合わせてお参りしていくといいですよ。
孔雀小屋と鶏が自由にお散歩?!
久伊豆神社の境内には孔雀小屋があります。
孔雀は、昭和十三年(1938年)三月九日に、朝香宮(あさかのみや)殿下が岩槻にご来臨の折に、白金宮殿で飼育していた孔雀三羽を奉納されたのが始まりです。現在は二十羽近くまで増えたそうです。
孔雀は写真がうまく撮れませんでした。
孔雀の雄が羽を広げていることもあるそうですが、この日は見られず。
孔雀の他に、鶏もいます。しかも放し飼い状態。このように、小屋から出入りが自由です。
参拝に向かう?鶏。
拝殿を横切る鶏。
境内の隅で穴掘りをしたり、手水舎で水を飲んだり、本当に自由です。
ここまで境内を自由に放し飼いにしている神社はあまりないのではないでしょうか。
自由に動き回る鶏を見て和んでくださいね。
夏の風物詩! 風鈴
夏になると、境内に929個の風鈴が飾られます。孔雀にちなんて、風鈴の数は929個なんですね。
ただ、風鈴は7月から8月末までなんです。
私が訪れたのは9月。風鈴は取り外されたあとでした。
来年までのお楽しみです。
平成三十年は、救邪苦(KUJAKU)キャンドルナイト
朝香宮(あさかのみや)殿下が孔雀奉納した80年記念として、以下の日程で、キャンドルナイトが行われます。
- 日時:9月29日(土)と9月30日(日)の17時~21時
当日は、願掛けキャンドルグラスが奉納できる。ジャズや吹奏楽の演奏が聞ける。お店が多数出展など楽しみですね。
救邪苦と書いて、KU・JA・KUと読みます。
救邪苦キャンドルナイト期間御朱印やお守りは、9月24日から頒布されますので、
今回いただいた御朱印
通常の御朱印と、救邪苦キャンドルナイト期間御朱印をいただきました。
その他にも毎月9日は「孔雀の日」として、通常の御朱印に孔雀の羽が開いた印が押されます。
通常の御朱印
救邪苦キャンドルナイト限定御朱印
キャンドルナイトのデザインは、絵本作家の、さかにしあいさんによるキャンドルナイトをイメージしたイラストになっています。可愛いですね。
岩槻久伊豆神社オンラインツアー
入り口は本殿の南側にあり、本殿までは約200メートルの直線の参道です。
境内に入ると、一の鳥居。
一の鳥居の手前には狛犬が鎮座。
木々に囲まれた参道を進みます。
参道を進むと、二の鳥居が見えてきます。
二の鳥居の手前にも狛犬が鎮座。
右側の狛犬の後ろには、悠仁親王殿下の「おしるし」の木である高野槇(こうやまき)。おしるし(お印)とは皇族が身の回りの品などに用いる徽章(きしょう)、バッチです。
その奥には、猿田彦大神などの石碑。力石があります。
二の鳥居をくぐります。
二の鳥居をくぐると、左側には神苑。昭和七年(1932年)に岩槻で元貴族院議員の斎藤善八氏より奉納された「枯山水(かれさんすい)」の庭園です。水を使わずに、石や砂で山水を表現しています。
枯山水には、平成三十年四月十九日の植樹された、朝香宮殿下孔雀奉納八十年祭の記念植樹「しだれ桜」があります。
右側には、明戸庚申社(あけどこうしんしゃ)。御祭神は猿田彦神(さるたひこのかみ)です。交通安全や開運除災の御神徳があります。
鳥居の隣には、大きな石燈籠。狛犬の上に燈籠が乗っています。
明戸庚申社の隣には、放生池(ほうじょうち)。神苑とは違い水があり、鯉も泳いでいます。
放生池の先には、神楽殿。大正四年(1915年)に再建され、例大祭やお正月には神楽の奉納がされます。
神楽殿の隣には、孔雀小屋。昭和十三年(1938年)三月九日に、朝香宮(あさかのみや)殿下が岩槻にご来臨の折に、孔雀三羽を奉納されたのが始まりです。現在は二十羽近くまで増えました。
孔雀はその姿から高貴や繁栄の象徴、また害虫を食すことから災いを取り除く益鳥(えきちょう)として愛されています。
鶏も境内を自由に散策しています。
さらに参道を進むと、狛犬が鎮座。
健育塚(けんいくづか)。健康で元気に育ちますようにと、お食い初めで使った「歯固めのの石」を置きます。
手水舎。
手水舎の先が、拝殿になります。拝殿は、「平成の大造営」により平成二十六年(2014年)十月十九日に竣工しました。
拝殿手前には、四対目の狛犬が鎮座。
拝殿の奥の本殿です。
拝殿から時計回りに紹介します。拝殿の左側には参集所。
その奥には伏見稲荷神社。御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。五穀豊穣、商売繁盛の御神徳があります。
伏見稲荷神社では、願掛け稲荷が奉納できます。
私も奉納しました。
本殿の奥には榛名神社。御祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)、埴山毘売神(はにやまひめのかみ)です。防火、五穀豊穣の御神徳があります。
榛名神社の前には、埼玉県指定文化財の大榊。高さ13メートル、樹齢400年以上で、埼玉県でも最大級の榊です。
拝殿の右側には北野天満宮。御祭神は菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。学業成就、合格祈願、技芸上達の御神徳があります。
お社の隣には、撫で牛。
叶い戌(子育て戌)も祀られています。
最後に拝殿の前で御朱印帳を撮影。
くまさま。境内を鶏さんが歩いています!!
久伊豆神社では、孔雀小屋はありますが、鶏は放し飼いにしていて自由に出入りできるのですよ。
鶏同士が追いかけっこしていたり、自由に休んでいたりしていて、とっても癒されます。
岩槻久伊豆神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
大国主命(おおくにぬしのみこと)
【摂末社】
・明戸庚申社
猿田彦神(さるたひこのかみ)
・伏見稲荷神社
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
・榛名神社
火産霊神(ほむすびのかみ)
埴山毘売神(はにやまひめのかみ)
・北野天満宮
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
ご利益
勝負運、縁結び、子授、安産、除災招福、厄除け、商売繁盛、五穀豊穣、病気平癒
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
(社務所受付:9時~16時)
祭事
1月1日:歳旦祭
1月25日:初天神・うそ替え神事
2月3日:節分祭・豆まき神事
2月11日:紀元祭
2月25日:梅花祭
3月日曜日:ランドセルお祓い式
4月19日:春季例大祭
6月第二日曜日:人形慰霊祭
6月30日:夏越大祓
7月第四土曜日:炎の集い
8月15日:戦没者慰霊祭
10月19日:秋季例大祭
11月:七五三祭
11月23日:新嘗祭
12月31日:年越大祓
毎月1日:月次祭
鎮座地(住所)
〒339-0065 埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
アクセス
・東武アーバンパークライン「岩槻駅」西口より徒歩15分
駐車場
無料駐車場あり(約100台)
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