六本木の中心で五柱の神を祀る、
今回は、朝日神社(東京都港区)についてお話していきます。
主祭神は、
・倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)
・市杵嶋姫大神(いちきねしまひめのおおかみ)
・大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)
・大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)
・北野天神(きたのてんじん)
です。
テレビ朝日六本木ヒルズと東京ミッドタウンの中間にある神社ですが、境内は落ち着いた空間となっています。
Contents
朝日神社の特徴
草むらから見つけた、稲荷の神像と観音の像
朝日神社の由緒には、こんな一説があります。
朝日神社は、旧記(麻布台懐古碑)によれば旧暦天慶年中(西暦940年)草創と伝えられております。
はじめ、市杵島姫大神(弁財天)を祭り、当地の鎮守の社として広く庶民に尊信されて居りました。
その後、伝うところによれば、大和の武将 筒井順慶の姪で、のちに織田信長の侍女となりました 朝日姫(清心尼)様が、渋谷から長者ヶ丸(現青山辺)を過ぎる途中、草むらに光輝くものを見つけ、近づき凝視してみたところ、稲荷の神像と観音の像を見つけました。
草むらより持ち帰った観音像は専称寺に贈り、稲荷の神像は当社に祀られ、弁財天と合祀して【日ヶ窪稲荷】と呼ばれるようになりました。
その後、明和年間に【朝日稲荷】と改称され、益々尊敬する人々多くなり、隆昌を極め、明治28年【朝日神社】と改称し、現在に至ります。
-出展元:朝日神社のパンフレット-
織田信長の待女となった、朝日姫(清心尼)様が稲荷の神像は日ヶ窪稲荷(朝日神社)、観音像は専称寺に祀られました。
織田信長に縁がある神社ですね。ただ、朝日姫について調べてみたのですが、由緒のとおり、「筒井順慶の姪で、のちに織田信長の侍女」という以外はわかりませんでした。
なお、観音像を祀られた専称寺は新選組の沖田総司のお墓もあります。
毎年7月に行われる「ほおずき市」
毎年7月上旬の金曜・土曜日に行われている「ほおずき市」。宮崎県日之影町が主催しています。
境内には多くのほおずきが並び、鳥居のような朱色で彩られ、多くの人が訪れます。当日は、限定の御朱印などもあります。
今回いただいた御朱印
御朱印は境内にある社務所でいただけます。
朝日神社オンラインツアー
高層ビルの間に、境内の入り口があります。
鳥居をくぐると、左側に御神燈と社務所。御神燈には、著名人や芸能人の名前も並びます。
社務所の向かいに手水舎。
参道の奥に拝殿です。
朝日神社の情報はこちら
御祭神
・倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)
・市杵嶋姫大神(いちきねしまひめのおおかみ)
・大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)
・大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)
・北野天神(きたのてんじん)
ご利益
五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、芸能向上、医学向上、学業成就、心願成就、縁結び
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
(受付:9時~16時)
祭事
1月1日:歳旦祭
2月はじめの午の日:初午祭
5月:御田植祭
6月30日:大祓(夏越の祓)
7月上旬の金曜・土曜日:ほおずき市
8月:夏祭り
9月(第3週日曜日):例大祭
11月23日:新嘗祭
12月31日:大祓(年越の祓)
毎月1日、15日、22日:月次祭
鎮座地(住所)
〒106-0032 東京都港区六本木6-7-14
アクセス
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩1分
・都営大江戸線「六本木駅」より徒歩2分
・都営大江戸線「麻布十番駅」より徒歩10分
駐車場
なし
ホームページ
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