品川の龍神さまとして、多くの武将から信仰を受けた神社。
今回は、荏原神社(東京都品川区)についてお話していきます。
主祭神は、
・高龗神(たかおかみのかみ)
・天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
・豊受姫之神(とようけひめのかみ)
・須佐男之尊(すさのおのみこと)
・手力雄之尊(たぢからおのみこと)
です。
荏原神社(えばらじんじゃ)は宝治元年(1247年)に八坂神社より牛頭天王を勧請したことから、「南の天王さん」とも呼ばれ、南品川宿の鎮守でもあります。
Contents
荏原神社の特徴
祈願すれば叶わぬことはない
荏原神社の歴史は古く、和銅二年(709年)に高龗神を勧請し、長元二年(1029年)に神明宮、宝治元年(1247年)に京都八坂神社より牛頭天王を勧請し、古くから品川の龍神さまと呼ばれていました。
武家の信仰も厚く、源氏、徳川氏、上杉氏などの多くの武将の信仰を受けていました。龍神様を祀り、「当社に祈願すれば叶わぬことはない」と言われているそうで、特に、勝運、学問、商売繁盛、交通安全、病気平癒、家内安全、恋愛成就に高い御神徳があります。
拝殿の見事な彫刻
社殿は弘化元年(1844年)に建立されたもので、拝殿には見事な彫刻が施されています。また、屋根の上からは龍がお顔を出して見下ろしています。
参拝される際は、拝殿の彫刻、屋根の上の龍もじっくりと眺めてご堪能下さいね。
東海七福神の恵比須
荏原神社では東海七福神の恵比須さまを祀っております。恵比須さまは鳥居をくぐったすぐ左側に鎮座。
恵比須さまは福の神としてご利益といえば、商売繁盛、大漁満足、五穀豊穣、航海安全、開運招福、学業成就など。なお、正月期間中(元旦~1月15日)は恵比須さまの御朱印もいただけます。
今回いただいた御朱印
御朱印は神社の境内にある社務所でいただけます。
正月期間(元旦~1月15日)は、東海七福神の恵比須神の御朱印もいただけます。
荏原神社オンラインツアー
荏原神社の南側に、目黒川にかかる「鎮守橋」があります。
鎮守橋を渡ると鳥居があり、参道の奥に拝殿があります。
鳥居をくぐったすぐ左側に恵比須像があります。
恵比須像の先には手水舎。
手水舎の先が拝殿です。
拝殿の手前には一対の狛犬。
正面が拝殿です。
拝殿は見事な彫刻が彫られており、屋根の上からは龍が顔を出しています。
拝殿の右側には神楽殿。
拝殿の左側には末社があります。
左側から、「八幡宮」、「稲荷神社」、「熊野神社」と並びます。
荏原神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
(中央)
・高龗神(たかおかみのかみ)
(右座)
・天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
・豊受姫之神(とようけひめのかみ)
・須佐男之尊(すさのおのみこと)
(左座)
・手力雄之尊(たぢからおのみこと)
【配神】
・大鳥大神(おおとりのおおかみ)
・恵比須神(えびすじん)
【末社】
・伊耶那岐命(いざなぎのみこと)
・伊邪那美命(いざなみのみこと)
・稲荷大神(いなりおおかみ)
・応神天皇(おおじんてんのう)
・徳川家康公(とくがわいえやすこう)
・白山姫命(しらやまひめのみこと)
・大国主命(おおくにぬしのみこと)
・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
ご利益
勝運、学業成就、相伴繁盛、交通安全、病気平癒、家内安全、恋愛成就
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
(社務所受付:9時~17時)
祭事
1月1日:歳旦祭
2月3日:節分祭
3月中旬:祈年祭
3月28日:例祭
4月30日:汐盛講・海上祓式
5月5日:汐盛講・くらやみ祭り
5月下旬または6月上旬:天王祭
6月30日:大祓
9月9日:例大祭
11月酉の日:大鳥祭
11月下旬:新嘗祭
12月31日:大祓
鎮座地(住所)
〒140-0001 東京都品川区北品川2-30-28
アクセス
・京浜急行電鉄線「新馬場駅」より徒歩5分
駐車場
無料駐車場あり
ホームページ
http://ebarajinja.org/top.html
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