「御朱印をもらいたいけどどうしてよいかわからない」ってことはありませんか?
最近では御朱印集め・御朱印帳集めを趣味とする女性たちのことを「御朱印ガール」と呼ぶようにもなり、有名な神社・寺院の社務所や授与所では、御朱印をいただくために、御朱印帳を持って並んでいる光景を目にすることも多くなりました。
今回は、御朱印集めビギナーのための御朱印のもらい方とマナーについてお話していきます。
御朱印、御朱印帳については、こちらも合わせて見てくださいね。
→御朱印とは何か?意外と知らないその起源!
→買う前に知っておきたい!御朱印帳の種類と買い方とは?
神社・寺院へ行く前の準備
御朱印をいただくためには、以下のものを用意します。
- 小銭
- 御朱印帳
- 御朱印帳袋(御朱印帳カバーや袋の代わりになるものでもよいです。)
小銭
御朱印代はお釣りが無いように小銭を用意しておくほうがよいです。
小銭は、お賽銭、御朱印代が最低限必要になります。
複数の神社・寺院へ行く場合やおみくじを買ったりする場合もあるので、普段から小銭を貯めておくとよいですよ。
御朱印代は、300円、500円の所が多いですが、複数の御朱印をいただくとその分かかりますのでご注意くださいね。
御朱印を複数いただいたり、御朱印帳を御朱印と合わせていただく場合などは、千円札で渡してお釣りをいただいても大丈夫ですよ。
写真のような、がま口の小銭入れがあると、小銭がいっぱい入り、取り出しやすいのでおススメですよ。
御朱印帳
御朱印をいただくには、御朱印帳が必要になります。
複数の神社・寺院へ行ったり、1か所で複数の御朱印がいただける場合もあります。
残りのページ数が少ない場合は気を付けてください。
神社・寺院で購入したいときは、品切れや御朱印帳の扱いがない場合もあるので事前に確認しておくとよいですよ。
また、御朱印帳は、神社用、寺院用と分けたほうがよいです。
一部の神社・寺院は、御朱印帳に混在してると書いていただけない場合もあります。
御朱印帳袋
御朱印帳袋は任意ですが、御朱印帳がバックや鞄の中で広がってしまったり、表紙が傷ついたりするのを防ぎます。
バックの中に、スマホや財布、化粧品道具などを一緒に入れて持ち歩くと、意外と御朱印帳の和紙が折れてしまったりすることがあります。
御朱印帳を神社・寺院で購入したい場合も、御朱印帳を入れる袋やカバーだけは持っておくとよいですよ。
ただ、神社・寺院によっては、御朱印帳袋も購入できますので、事前にインターネットで見ておくとよいでしょう。
御朱印帳袋
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神社・寺院での御朱印のもらい方
神社・寺院では、以下の順に御朱印をいただきます。
- 参拝する。
- 社務所や授与所で御朱印をお願いする。
- 御朱印ができるまで待つ。
- 御朱印帳を受け取る。御朱印代を払う(納める)。
順番に解説します。
参拝する
まずは、手水舎で手を清めた後に、本殿に参拝します。本殿以外のお社(摂末社)も参拝する場合は、御朱印をいただく前に参拝するとよいです。
参拝をせず、御朱印のみいただく方もおられますが、御朱印はスタンプラリーではないので、御朱印をいただくだけで、参拝をしないということだけは絶対にやめてくださいね。
社務所や授与所で御朱印をお願いする
神社・寺院によっては、御朱印所があります。
御朱印所がない場合は、お守りや御祈祷を受け付けている授与所(参集所)で御朱印をお願いします。
授与所などがない場合は、社務所がありますので、社務所のインターフォンを鳴らすなどをして、呼び出しても問題ありません。
その際、声をかけずらい場合もあるかと思いますが、「御朱印をいただきたいのですが」などと言えば大丈夫です。
御朱印をお願いするときは、御朱印帳の書いてほしいページを開いて渡します。その際、御朱印代を先に求められる場合は、合わせて払います。
神職や住職が忙しい、書き手が不在などで御朱印がいただけない時や、書置き(あらかじめ和紙に書かれたもの)のみの時もあります。
その場合は、無理にお願いするのはやめてくださいね。
御朱印をお願いする時間帯ですが、おおむね9時~16時であればいただけます。ただし、神社・寺院によっては、異なりますので、インターネットなどで事前に確認することをおすすめします(受付は、10時~16時、9時~17時というところも多いです)。
御朱印所がなかったり、神職や住職が一人しかいない神社・寺院は、昼食時(12時~13時)は避けたほうがよいです。
また、早朝や深夜に御朱印をお願いする人がいるそうですが、これもやめてくださいね。神職や住職の方に配慮をお願いします。
参拝前に御朱印をいただいていいの?
御朱印は参拝した証です。
基本的には、参拝をしたあとに、御朱印をいただきます。そして、御朱印をいただくまでの間は、待つようにしてください。
あなたがどこかへ行ってしまうと、神職の方や住職の方が一人の場合、御朱印帳をお渡しするまで待たなければならず、他のことができなくなります。また、御朱印帳の取違いが発生することもありますので、その場を離れる場合は、必ず、神職の方や住職の方に、その場を離れてよいか確認するようにしてくださいね。
ただし、御朱印をいただくのに混んでいたり、敷地が広い神社・寺院では、事前に御朱印帳を預けて参拝する場合もあります。
参拝前に御朱印をいただいても神様、仏様に失礼にはあたりません。ですので、状況を見て、参拝前、参拝後に御朱印を預けるかは判断して大丈夫です。
なお、参拝前に御朱印帳を預けても、お守りを購入したり、おみくじを引くのは参拝後にしてくださいね。
私の場合、基本的には参拝後に御朱印をいただくようにしています。敷地が広い神社へ行った場合は、本殿へ参拝した後、御朱印帳を預けます。その後、神職の方や住職の方にその場を離れてよいか確認してから、散策したり、本殿以外のお社に参拝したりしています。
神社・寺院によっては、複数の御朱印がいただける場合がある
御朱印をいただく際に、どの御朱印をいただきたいか聞かれる場合があります。
その際は、遠慮せずに全部もらっても大丈夫です。
日光・二荒山神社本社の参集所では、なんと11つもいただけます。お金(御朱印代が1社500円なので、合計3,500円)と時間はかかりますが、いただくことは問題ありません。
御朱印の案内がなく、こちらから聞かないといただけない御朱印もあります。
その場合は、こちらから「御朱印は何種類ありますか?」などど聞くと、教えてもらえます。
インターネットで複数あるのを見たのに、現地に行ったら1種類しかない。なんてこともあるので、聞いてみるといいですよ。
別の神社・寺院、近くのお店で御朱印がいただける場合がある
神職や住職がいない神社・寺院などでは、別の神社・寺院でいただける場合があります。
まれに、近くにあるお店などでいただける場合もあります。
インターネットで「〇〇神社 御朱印」などで調べてみると、載っている場合がありますよ。
お祭りなどの特定日のみ、平日のみ御朱印がいただける場合がある
社務所があっても、平日のみ、お正月期間のみ、お祭り日のみしか御朱印をいただけない場合もあります。
インターネットで御朱印がもらえると書いてあったので行ってみたら社務所が閉まっていた! なんてこともあります。
特に多いのが、お祭り日のみ、平日のみしかもらえないという神社・寺院があります。
インターネットなどで御朱印の画像があっても、何時でももらえるのかどうか確認をお忘れなく。
御朱印ができるまで待つ
御朱印ができるまでは、静かに待つのが礼儀です。
スマホをいじったり、ガヤガヤとおしゃべりしたりするのは止めたほうがよいです。
ただ、御朱印をいただくのに時間がかかる所では、番号札を渡されたり、受付のかたに「境内を散策してきてくださいね。」とか言われる場合があります。
その場合は、散策などをしてきても問題ありません。
御朱印帳を受け取る。御朱印代を払う
御朱印帳を受け取るときは、「ありがとうございました。」とお礼を言って、御朱印帳を受け取ってください。
御朱印代ですが、金額が提示されている場合は、そのとおりに従います。
「お気持ちで」と言われた場合は300円ほど納めればよいです。
まれに、「不要です」と言われる場合もあります。その際は、穢れを祓う(払う)意味でもあるので、お賽銭箱に300円ほど納めるのがよいかと思います。
ちなみに、お金を払う(納める)金額のことは寄付行為となり、神社では初穂料(はつほりょう)、寺院では納経料(のうきょうりょう)といいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
神社・寺院で授与所などで御朱印について案内があるとよいのですが、案内がない所だと戸惑ってしまうかと思います。
でも、御朱印も何度かいただいているとすぐに慣れますよ。
神社・寺院を楽しむのが大切です。あまり堅苦しくならず、リラックスして参拝して、御朱印をいただいてください。
私も授与所などが忙しそうだと、聞いていいのかどうか、ためらってしまうこともありますが、聞くことは悪いことではないので、節度を守ったうえで聞くことにしています。
御朱印をいただけない場合は、また同じ神社・寺院に足を運ぶことができる。またご縁がある。と思ってお参りだけでもしてみてください。
御朱印をもらう際に、神社・寺院のオリジナルの御朱印帳も一緒に欲しくなり、悩むことが出てくるようになったら、あなたも「御朱印ガール」「御朱印ボーイ」の仲間入りですね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。