仕事や人生で、ここぞというときにお参りしたい神社。
今回は、常陸國一之宮 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)についてお話していきます。
主祭神は、
武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
です。
創建は日本の皇紀と同じ紀元前660年。創建から2,600年以上前とされ、非常に歴史のある神社です。
Contents
鹿島神宮の特徴
「始まりの地」。仕事・人生に転換期をもたらすパワースポット
鹿島神宮は、天孫降臨が行われた高千穂と一直線に結ぶと、皇居、明治神宮、富士山、伊勢神宮などがあり、レイラインと呼ばれています。そして、鹿島神宮は、そのレイラインの東端の位置することから、「始まりの地」とも呼ばれ、人生の転換期をもたらすともいわれています。
とくに、「意を決した人が行くべきパワースポット」で、起業家や組織をまとめるリーダー、仕事や人生の転換期、自分が決めた道を進もうと決意したときに、参拝していただきたい神社です。
またその際、鹿島神宮のほかに、息栖神社、香取神宮の三社をめぐる「東国三社めぐり」をすると、開運がより強くなるともいわれています。ちなみに、東国三社めぐりをすると、お伊勢参りと同じご利益もいただけるともいわれています。
地震の守り神
境内の奥に、直径30cmほどの大きさの「要石」が祀られています。
地震は地中にいる大鯰(おおなまず)が起こすと考えられていました。そして、この要石は、地中にいる大鯰(おおなまず)を押さえつけているといわれ、地震からの守り神といわれています。
この要石。水戸藩主徳川光圀公が7日7晩、要石の周りを掘らせたが、根元に届かなかったあげく、多数のけが人も出たということが伝えられています。
なお、この要石の対となる石が、香取神宮にあります。
鹿島七不思議のひとつ、御手洗池
こちらも境内の奥に御手洗池があります。
1日に40万リットル以上の湧き水があり、澄み渡っています。
昔は、この御手洗池で禊(みそぎ)をしていました。現在は、寒中行事の「大寒みそぎ」で200人の人が禊を行います。
そして「誰が入っても胸の高さまでの深さしかならない」といわれ、鹿島七不思議のひとつとなっています。
今回いただいた御朱印
御朱印は社務所にていただけます。
鹿島神宮(本宮)の御朱印
奥宮の御朱印
鹿島神宮オンラインツアー
鹿島神宮の境内案内図です。鹿島神宮の広さは東京ドーム15個分と非常に大きな境内です。案内図の右側から入ります。
鹿島神宮入り口にある大鳥居です。こちらは二の鳥居で、東日本大震災により倒壊したため、平成26年6月1日に再建されました。なお、一の鳥居は1km以上離れた場所に三基あります。
大鳥居の先、右手には、稲荷社。保食神(うけもちのかみ)をお祀りしています。
左手には、末社四社、摂社二社遥拝所があります。
鳥居をくぐった先、手前のお社から順に紹介します。
熊野社。伊弉諾命(いざなぎのみこと)、事解男命(ことさかのをのみこと)、速玉男命(はやたまのをのみこと)をお祀りしています。
祝詞社。太玉命(ふとだまのみこと)をお祀りしています。
津東西社。高龗神(たかおかみのかみ)、闇龗神(くらおかみのかみ)をお祀りしています。
須賀社。素盞鳴尊(すさのおのみこと)をお祀りしています。
坂戸社・沼尾社遥拝所。摂社の坂戸社・沼尾社は離れた場所にあるため、こちらから遥拝することができます。
参道に戻り、さらに進むと、左手に手水舎。
手水舎の先に、楼門。高さ13m。寛永11年(1634年)、水戸徳川初代藩主の頼房公により奉納されたものです。
楼門の先、左手に高房社と仮殿。
高房社は、建葉槌神(たけはづちのかみ)をお祀りしています。古くから、高社に参拝してから本宮を参拝する習わしがあります。
仮殿。元和4年(1617年)に社殿造営のため、徳川2代将軍秀忠公が奉納しました。
その奥に、御厨社。御饌津神(みけつかみ)をお祀りしています。
楼門の先、右手には、鹿島神宮の本宮があります。
社殿奥の大きな木がご神木。高さ40mの大きな杉の木で、樹齢は1,300年を数えます。
さらに境内の奥。奥参道へと進みます。
奥参道を進むと、左手に、さざれ石と鹿園があります。
さざれ石。
鹿園。鹿島神宮の神の使いとして、神鹿として大切にされています。
鹿園の近くの売店では、神鹿のエサも売られていて、エサをあげることもできます。
右手には、熱田社。素盞鳴尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)をお祀りしています。
さらに進むと、奥宮。武甕槌大神荒魂をお祀りしています。
奥宮の先は、道が二手に分かれます。右手に進むと要石、左手に進むと御手洗池があります。
まずは、右手に進みます。
途中、武甕槌大神の石碑があります。
さらに進むと、要石があります。
つぎは奥宮の左手に進みます。しばらくすると、御手洗池があります。
水がとても澄んでいてます。
御手洗池の奥では、御神水をいただくこともできます。
御手洗池の先には、大黒社。大国主命(おおくにぬしのみこと)をお祀りしています。
鹿島神宮の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
【摂末社】
・稲荷社
保食神(うけもちのかみ)
・熊野社
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
事解男命(ことさかのをのみこと)
速玉男命(はやたまのをのみこと)
・祝詞社
太玉命(ふとだまのみこと)
・津東西社
高龗神(たかおかみのかみ)
闇龗神(くらおかみのかみ)
・須賀社
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
・高房社
建葉槌神(たけはづちのかみ)
・御厨社
御饌津神(みけつかみ)
・熱田社
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
・大黒社
大国主命(おおくにぬしのみこと)
ご利益
国家鎮護、武運守護、勝負運、交通安全、航海安全、厄除け、病気平癒、縁結び
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
(社務所受付:8時30分~16時30分)
祭事
1月7日:白馬祭
2月3日:節分祭
2月11日:紀元祭
2月17日:祈年祭
2月23日:天長祭
3月9日:祭頭祭
3月14日:春季祭
3月春分の日:春分祭
4月1日:奥宮春祭
4月2日:境内摂末社春祭
4月29日:昭和祭、植樹祭
5月1日:御田植祭、流鏑馬神事
6月14日:古武道演武大会、小笠原流百々手式
6月30日:夏越大祓式
9月1日:例祭、提灯祭、神幸祭
9月2日:還幸祭
9月秋分の日:秋分祭、祖霊社大祭
10月17日:神嘗奉祝祭
11月1日:奥宮秋祭
11月2日:境内摂末社秋祭
11月3日:明治祭、相撲祭
11月23日:新嘗祭
12月1日:煤祓い神事
12月20日:宮贄祭
12月31日:年越大祓式、除夜祭
毎月1日:月次祭
鎮座地(住所)
〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
アクセス
・鹿島臨海鉄道線「鹿島神宮駅」より徒歩10分
駐車場
あり
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