不安や心配な気持ちをしずめたいとき、その土地の鎮守社の境内を散策してみるといいですよ。
今回は、戸田領拾ケ村の総鎮守である新曽氷川神社(埼玉県戸田市)についてお話していきます。
主祭神は、
・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
です。
清掃の行き届いたきれいな境内でのんびりとたたずみたくなる空間です。
Contents
新曽氷川神社の特徴
2つの種類?夫婦柿
新曽氷川神社の二の鳥居のすぐ近くに、大きな柿の木があります。その高さ10メートル。
「夫婦柿(めおとがき)」と呼ばれていて、戸田市指定天然記念物にもなっています。すごいのは高さだけではありません。
1本の木に、雌型(丸形)と雄型(細形)という2種類の柿が実る珍しい柿の木なのです。普通、柿の木は雌雄異花(しゆういか)といって、1本の木に雌花と雄花ができて受粉し雌花に実がなるのですが、この夫婦柿は雄花にも実がなります。
この雄花の実は、退化したはずのめしべが突然変異によって不完全ながらその役割を取り戻したと考えられています。
戸田市内ではこの木にしか見られず、昭和56年に戸田市指定天然記念物になりました。
夫婦柿の実は10月上旬ごろから色付き始め、11月末から12月初めあたりに見頃を迎えます。ぜひ一度、夫婦柿の実をご覧ください。
今回いただいた御朱印
御朱印は書置きですが、境内にある社務所でいただけます。書置きの対応です。
※令和元年五月一日の御朱印を追加しました。
新曽氷川神社オンラインツアー
新曽氷川神社の一の鳥居は拝殿から200mほど東にあります。
一の鳥居をくぐります。
100mほど参道を進むと、二の鳥居があります。
二の鳥居の脇には桜の木があり、春になると綺麗に咲きます。
二の鳥居をくぐります。左手には手水舎と神楽殿、右手には夫婦柿(めおとがき)と力石があります。
手水舎
神楽殿
夫婦柿。
果実は、11月末から12月初めあたりが見頃です。
力石
神楽殿の先が拝殿。
拝殿手前に狛犬。
拝殿の左側に末社。
中には、秋葉社、稲荷社、神明社、八幡社が並びます。
新曽氷川神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
【合祀】
・天照大神(あまてらすおおみかみ)
・誉田別尊(ほんだわけのみこと)
ご利益
商売繁盛、出世金運、厄難消除、夫婦和合、縁結び、五穀豊穣
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
祭事
10月18日:例大祭
鎮座地(住所)
〒335-0027 埼玉県戸田市氷川町2-12-9
アクセス
・JR埼京線「戸田駅」より徒歩20分
・JR埼京線「戸田公園駅」よりバス(国際興業バス・下笹目行「新曽氷川神社」下車)
駐車場
無料駐車場あり
周辺の神社
・上戸田氷川神社(→地図)
周辺地図