富士山に登るのは大変だと思っているあなた。
富士山に登ったのと同じご利益が得られるという、富士塚に登って富士山を拝んでみませんか?
今回は、高さ8.7mの富士塚がある、敷島神社についてお話していきます。
主祭神は、
木花開耶姫大神(このはなさくやひめのおおかみ)
です。
敷島神社の特徴
たごやまのおふじさん
境内には「田子山富士」なる富士塚があり、「たごやまのおふじさん」と呼ばれ親しまれています。
高さは8.7m、直径が約30mのあり、大変巨大な富士塚です。
富士塚とは、江戸時代中期(18世紀後半)以降に、富士山に対する信仰が広まり、富士山への登拝が盛んになりました。でも、富士山には気軽に登れない、しかも、女性は立ち入ることさえできませんでした。そこで、富士山に登拝したのと同じご利益が得られるとして、関東地方を中心に富士山を模倣した人工の塚が作られるようになりました。
その富士塚の一つとして、明治5年(1872)に田子山富士塚が造られました。
田子山富士塚の特徴としては、その大きさのほかに、石碑が多数あることです。
至る所に、石碑があります。資料によると、2,400人を超える人々から寄進があったとか。
田子山富士塚の図をみると、石碑だらけだということがわかります。
今回いただいた御朱印
御朱印は水宮神社でいただけます。
初穂料は、300円。
敷島神社オンラインツアー
神社の一口です。正面に田子山富士塚があります。
鳥居をくぐって、左奥には、お不動様、庚申塔が6基ほど並んでいます。
鳥居をくぐったすぐ右側には、カッパの石像があります。
志木市は古くからカッパ伝説がありますので、それにちなんで作られたのでしょうか。
備え付けの用紙が見つかりませんでした。可愛らしい名前を付けていただけることを期待しています!
かっぱさんの隣に手水舎があります。
田子山富士塚にちなんで、富士山が描かれていますね。
手水舎の隣に、罔象女大神(みずはのめのおおかみ)の石碑があります。罔象女大神は女性の龍神で、水神様とも呼ばれています。
境内中央に御神木、その奥に社務所があります。
東側には、本殿、摂末社が並んでいます。社務所に近い順に紹介します。
まずは、神輿庫。年代はわかりませんが、古くからある神輿が保管されています。
護国神社。明治以降の戦没者の英霊を祀っています。
敷島稲荷神社。五穀豊穣生活全般に幸を与えてくださいます。
しっかりと、お社をお狐様がお守りしています。
敷島稲荷神社のお社です。
敷島神社の拝殿。浅間神社の敷地内に、村山、星野の両稲荷神社と水神社を合祀して、敷島神社が建立されました。
鷲神社(おおとりじんじゃ)。
田子山富士塚。高さは8.7m、直径は約30mもあり、巨大な富士塚です。この日は富士塚に登れませんでしたが、天気が良い日は富士山か見えるそうです。
ふもとには、立派な狛犬。
奥には、琴比羅神社。
そして、下浅間神社が鎮座しています。
■2017年8月11日撮影
この奥から、登山日には、田子山富士塚に登ることができます。
田子山富士塚は大きいですね。
もともと、七世紀後半ごろに造られた円墳だったから、大きいのですよ。
僕でも登れるのかなぁ。
いなばさんでも登れますよ。でも、登れるのは、大安と友引の日、そして、特別入山日といって1月1日から3日、7月第一土日、8月21日は登れますよ。
登山日に頑張って、登ります!
敷島神社の情報はこちら
御祭神
木花開耶姫大神(このはなさくやひめのおおかみ)
【合祀】
倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)
罔象女大神(みずはのめのおおかみ)
ご利益
五穀豊穣、漁業・航海守護、安産子育、火難消除
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(水宮神社にていただけます)
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:歳旦祭
2月17日:大祭祈年祭
3月21日:護国神社祭
5月10日:例大祭
6月30日:夏の大祓
7月末の土日:夏祭
8月21日:お火のまつり
9月23日:護国神社祭
11月15日:七五三祝
11月23日:大祭勤労感謝祭
12月31日:大晦日大祓
鎮座地(住所)
〒353-0004 埼玉県志木市本町2-9-40
アクセス
東武東上線「志木駅」より徒歩16分。または、東武バス「下南畑」「富士見高校」ゆき「富士道」バス停下車 徒歩3分
駐車場
あり(無料)