あなたの気持ちが沈んでいる時に行ってほしい神社。祖霊社前に鎮まる狛犬。見ているだけで気持ちが温かくなります。
今回は、前川神社についてお話していきます。
主祭神は、
勢貴大明神(せきだいみょうじん)
となります。
勢貴大明神とは、多岐都比売命(たきつひめのみこと)、多紀理毘売命(たきりびめのみこと)、狭依毘売命(さよりびめのみこと)の三柱の女神様のことです。
前川神社は、駅から3km以上あり、交通の便が良くないのですが、一度は足を運んでいただきたい神社です。
それはなぜか?
それについて紹介していきます。
Contents
前川神社の特徴
祖霊社前に鎮まる狛犬
見ていただきたのは、祖霊社にあります。
拝殿の左奥にある祖霊社。
お社の足元に、非常に珍しい狛犬。享保5年(1721)頃に奉納されたそうです。
正面から
如何でしょうか?
他の神社では見られない、非常に可愛らしい狛犬です。写真だと、良さが伝わりにくいので、実物を見ていただきたいです。
私は、この狛犬を見ていると、心が落ち着き、温かい気持ちになれます。
狛犬専門家や狛犬愛好家の間でも注目度を浴びているようです。
獅子様<狛狗(はっく)様>
御朱印帳、御朱印に書かれている獅子様のことを狛狗(はっく)様と呼ばれています。狛狗様は、前川神社の随神(神の使い)として勢貴大明神様を御守りしています。
・御朱印
・御朱印帳
狛狗様は、毎年4月20日に「塞祭(ふせぎさい)」に、前川の地から魔を祓い各戸の災難を除ける意味で村中を担ぎだされました。ただ、戦後途絶えてしまったそうです。
勝海舟より奉納された大幟
拝観することはできないのですが、勝海舟より奉納された直筆の大幟(縦8m横98㎝)があります。
勝海舟は西洋兵式を教授していた関係で、川口の鋳物師に鉄砲を発注していて、この事が縁で明治8年に当社に幟を奉納されたとのこと。幟は和紙に墨書され「勢貴大神宮」と書かれています。
今回いただいた御朱印・御朱印帳
御朱印は拝殿前に社務所でいただけます。
初穂料は、各300円。
現在の前川神社の御朱印。主祭神の勢貴大明神と書かれています。
前川神社の前身の御朱印。創設時は多気比売命がお祀りされていました。社印も勢貴神社となっています。
御朱印帳。勢貴大明神を御守りしている獅子頭の「狛狗(はっく)様」が描かれています。
初穂料は、1,000円。
中には、道中安全のお守りとなっています。
前川神社オンラインツアー
神社の入り口です。写真に写っていませんが、鳥居の右側が駐車場です。
一の鳥居をくぐると、正面に持田稲荷と御神木。左側に手水舎があります。
末社の持田稲荷です。宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)をお祀りしています。ご利益は、商売繁盛、五穀豊穣。
御神木は欅(けやき)。
手水舎です。
境内を進むと、二の鳥居、すぐに、三の鳥居があります。
三の鳥居の右側に、八坂神社が鎮座。
お社の手前には狛犬。小さいながらも狛犬の貫禄がありますね。
三の鳥居の右側に、社務所があります。御朱印はここでいただけます。
正面が拝殿です。
狛犬が立派です。
拝殿の右側には、御嶽三柱神の石碑が並んでいます。
拝殿の左側には、祖霊社が鎮座。
柵があり、写真がうまく撮れませんでしたが、狛犬がいらっしゃいます。可愛らしい顔立ちですね。他の神社ではなかなか見られない顔立ちです。
お社の左右には大きな狛犬もいらっしゃいます。
前川神社にお参りの際は、祖霊社の狛犬も忘れずに見てくださいね。
■2017年5月21日撮影
前川神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
勢貴大明神(せきだいみょうじん)
※勢貴大明神は以下の三柱の女神様
多岐都比売命(たきつひめのみこと)
多紀理毘売命(たきりびめのみこと)
狭依毘売命(さよりびめのみこと)
【相殿神】
大日靈尊(おおひるめのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
【末社】
・持田稲荷
宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)
ご利益
厄除け、方位除け、災難除け、交通守護
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
(受付:9時~16時)
祭事
1月1日:元旦際
2月17日:祈年祭
3月初牛:持田稲荷初牛祭
7月7日:七夕祭
7月14日:八坂神社灯龍祭
7月15日:八坂神社例祭
9月彼岸:祖霊社慰霊祭
10月17日:例祭
11月23日:新嘗祭
12月31日:除夜祭
毎月1日、15日:月次際
鎮座地(住所)
〒333-0842 埼玉県川口市前川3-49-1
アクセス
JR京浜東北線 「蕨駅」東口よりバス
国際興業バス
・川口西口行き「前川」下車 徒歩5分
・根岸橋循環「天神前」下車 徒歩2分
JR京浜東北線 「西川口駅」東口よりバス
国際興業バス
・東浦和駅行き「前川」 下車 徒歩5分
・網代橋循環「前川」 下車 徒歩5分
駐車場
あり(無料)