2016年9月に、東京都中央区日本橋の福徳神社に隣接する「福徳の森」がオープンしました。その福徳の森に、日本橋に古くからある「薬祖神社」を移転。
今回は、薬業界に崇敬されている、薬祖神社についてお話していきます。
主祭神は、
大己貴命(おおなむじのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
となります。
大己貴命、少彦名命は、薬の術や医道、酒造方法などを教えたとして、「古事記」や「日本書紀」にも書かれている神様です。
Contents
薬祖神社の特徴
江戸時代からの「くすりのまち」
日本橋は、江戸時代から多くの薬問屋が軒を連ねた「くすりのまち」として知られています。
その頃の日本橋の薬問屋は、無病息災、病気平癒の御神徳がある大己貴命、少彦名命を祭神とする水戸の大洗磯前神社や酒列磯前神社、東京上野の五條天神社に参詣して崇敬の念を表 してきました。
薬祖神社は、東京薬種貿易商同業組合(現公益社団法人 東京薬事協会)が、明治41年(1908)に上野の五條天神社から薬祖神(やくそしん)の御霊を迎え大祭を執行しました。昭和4年(1929)には事務所建物の屋上に薬祖神社(初代社殿)が造営され、昭和58年には昭和薬貿ビル屋上に第二代目の社殿が造営されました。
現在は、平成28年(2016)9月28日福徳の森に第三代目の薬祖神社が遷座されています。
現在でも、製薬会社の本社などが多く集まっています。
今回いただいた御朱印
御朱印は無いようです。薬祖神社には社務所がなく、福徳の森に隣接する福徳神社でもいただけません。
薬祖神社オンラインツアー
薬祖神社は福徳の森の東側に鎮座しています。
福徳の森は、ベンチなどがあり、OLやサラリーマンの憩いの場にもなっています。
福徳の森から移動します。
薬祖神社の入り口です。
玉垣には、「五條天神社」の文字もあります。
東側には、注連縄が張られています。奥が、芽吹茶屋です。
境内に入ると、正面にお社があります。
お社の左右には、燈籠があります。
■平成29年4月29日撮影
薬祖神社の情報はこちら
御祭神
大己貴命(おおなむじのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
ご利益
無病息災、病気平癒
御朱印・御朱印帳
なし
祭事
10月17日:例大祭
(ただし、10月17日が土日にあたる場合は、繰り下げ、繰り上げが行われる。平成29年は10月17日)
鎮座地(住所)
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-5-8
アクセス
東京メトロ 三越前駅・新日本橋駅 よりすぐ
JR 東京駅,・神田駅 より徒歩10分
駐車場
なし