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願掛け神社で神様に願いを伝えてみませんか?
今回は、藤原家代々の守護神を祀る、安房神社(あわじんじゃ)についてお話していきます。
安房神社の特徴
願掛け神社!?
天慶2年(939)、藤原秀郷公が平将門との戦いに勝つため、安房神社で戦勝祈願を行いました。そして、見事に勝利を収めます。そのことから、願掛け神社と呼ばれています。この平将門との戦いを承平天慶の乱(じょうへいてんぎょうのらん)といいます。
藤原秀郷公は、勝利したお礼に、数々の寄付を行い、後世の守護神としました。秀郷公の子孫である小山家代々の守護神にもなっています。そして、藤原秀郷公の血縁の遠い子孫である戦国大名の佐野氏、結城氏も崇敬していたそうです。
藤原秀郷公が戦勝祈願で勝利を収めるということもありますが、もともと、安房は災害なども少ない土地で、作物も比較的多く収穫されていました。このようなこともあり、建築防災の神、豊作の神して信仰されていました。願掛け神社として、様々な事業の発展の御神徳があります。そのことも、願掛け神社としての御神徳が広く知れ渡った要因ではないでしょうか。
ちなみに、藤原秀郷公は平将門軍に苦戦していたが、宇都宮大明神から霊剣を授かり、この霊剣を持って再び平将門軍に戦いを挑んだところ、平将門を討つことができたと言われています。その後、霊剣の所在は不明ですが、戦いの際に身に付けていた兜「三十八間星兜」は現在の宇都宮二荒山神社にあるそうです。
徳川家康公もそうですが、神を味方につけると、どんな偉業も達成できるということでしょうか。
今回いただいた御朱印
境内にある社務所に書置きがありました。
初穂料は、300円。
宮司さんが在宅の時は、書いていただけるようです。
安房神社オンラインツアー
一の鳥居は、拝殿から200mほど離れた場所にあります。今回は、二の鳥居からの紹介になります。
二の鳥居と三の鳥居の間に、「水神社」があります。橋を渡ります。
池の中央にお社があります。
三の鳥居の手前に、手水舎があります。
龍のお姿に特徴がありますね。
横と後ろ姿です。
手水舎の横には、御神木です。御神木が年を取ってしまい、傾いてしまったため、切り落としたそうです。
正面が三の鳥居です。
階段手前に、由緒書きがあります。
三の鳥居をくぐると、広い境内に出ます。
正面が拝殿です。狛犬が2列4体おられます。
手前の大きい狛犬。昭和12年(1937)奉納。
奥の狛犬。文政11年(1828)奉納。
いずれの狛犬も愛嬌がありますね。
拝殿の右側には、神楽殿があります。
そして、雷電神社。
拝殿の左側には、合祀殿。
末社
神庫
くまさま。御朱印に延喜式(えんぎしき)って書かれていたけど、延喜式って何でしょうか?
よく気が付いたね。
延喜式とは、平安時代の延喜5年(905)に、醍醐天皇の命令により左大臣藤原忠平が編集した法令集。法令集と言っても、法令以外にも文化的な要素が強く記載されているんだ。9巻、10巻は、神社の記載があって、その中に、「下野国寒川郡阿(安)房神社」と記載されているよ。
だから、「下野国 延喜式内 安房神社」って言うのですね。それだけ、歴史がある神社なのですね。
そうだね。
創建は、第10代の天皇の崇神天皇の時代。今から2000年以上前になりますね。
(僕の何代前のご先祖様の時代だろう・・・昔すぎて想像できない・・・)
安房神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
天太玉命(あめのふとだまのみこと)
菟道稚郞子命(うじのわかいらつこのみこと)
【配神】
火産靈命(ほむすびのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
天津神(あまつかみ)
国津神(くにつかみ)
ご利益
事業発展、五穀豊穣
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:元朝祭、元旦際
2月3日:節分
2月27日:祈年祭
4月3日:大杉神社祭
4月初旬:大々神楽祭
9月1日:風神祭
11月21日:例大祭
11月23日:秋祭
鎮座地(住所)
〒329-0201 栃木県小山市粟宮1615
アクセス
JR宇都宮線、東北新幹線「小山駅」より 小山市コミュニティバス「安房神社入口」下車
駐車場
あり(無料)