いつまでたっても病が治らないあなた。
病気が全快したお礼にと句碑もある神社に、病気平癒のお参りをしませんか?
今回は、間々田八幡宮についてお話していきます。
主祭神は、
誉田別命(ほんだわけのみこと)
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)
です。
古くから戦勝祈願や病気平癒の御神徳が高い神社となります。
Contents
間々田八幡宮の特徴
病気が治る!? 八幡様の加護
間々田八幡宮は病気平癒で有名です。実際に、病気が治ったとお礼参りに訪れる人もいます。
御神徳の霊威は古くから伝えられております。江戸時代には、北越遊歴中に病に倒れた田口久七さんは、間々田八幡宮に一心に祈ったところ、たちどころに病気が全快し無事故郷に戻れたということで、そのお礼に建立された「芭蕉の句碑」があります。
また、近年でも、足を病んで歩行できなくなった婦人が、夢に見た間々田八幡宮を写真に撮ってもらいました。その写真を朝夕拝んだところ、病がたちまち癒えてお礼参りに訪れたりしています。
実際に、私もうつ病がひどいときに、お参りに訪れて、快方に向かったこともあります。
病が一向に治らないあなた。一度お参りに訪れてみてはいかがでしょうか。
八幡様の御神徳!? 御神庫の御神塩
間々田八幡宮では、社務所にて御神塩が授与されていますが、一般的な神社で授与する御神塩とは違います。
一般的には、御神前にお供えしたものを御神塩として授与しています。間々田八幡宮の御神塩は、御神庫といって神社の倉庫のような場所に保管している塩です。
なぜ、御神庫にある塩を御神塩として授与するようになったのか、こんな話があります。
間々田八幡宮に親しくしている女性の家の前で交通事故があり、その事故以来、その女性や家族にとって、あまり良くない出来事が続いたそうです。
そこで彼女は事故現場や家の中、そして大切な家族を清めるために、日ごろからお参りしている間々田八幡宮の塩を使ってみようと思い立ちました。
間々田八幡宮では、御神塩と呼べるような特別な塩は用意していませんでした。彼女に正式な御神塩ではないことを告げたうえで、御神庫にある塩をお渡ししました。御神庫にある塩は、地鎮祭や神社の神事などで使った塩の残りを「捨ててしまうのも、もったいない」と何となく保存しておいたものです。
それ以来、彼女は定期的に御神庫の塩を持ち帰りました。彼女に御神前に供えた本物の御神塩をお渡ししたこともありましたが、御神庫の塩が良いとのことで、それ以降も御神庫の塩を使われています。
そんな彼女の口から語られた御神庫の塩は、参拝者の間に広まり、今では多くの方が繰り返し間々田八幡宮に塩を受けに来られるようになりました。
御神庫といっても、神棚もあり、神聖な場所です。また、間々田八幡宮の御祭神である八幡様の御神徳に加え、神社に伝わる品々なども保管されていて、いい意味で塩に影響を与えたようです。
我家では、このような感じで、盛り塩を器に乗せ、玄関に置いています。
塩には優れた浄化力や殺菌効果があります。日常生活で、「ケガレ=気枯れ」の状態になってしまった心と体を元の状態に戻す作用があります。
最近、なんかついていない。何をやってもうまくいかない。なんて時には、盛り塩をしてみてはいかがでしょうか。
盛り塩をする際に、市販の塩を使用する場合は、人工的な塩ではなく、天然である粗塩を使ってくださいね。
間々田八幡宮の御神塩は、インターネットからもお申込みができますよ。
(→間々田八幡宮<神社の塩>を見てみる。)
こちらは、間々田八幡宮の塩ではありませんが、盛り塩のためのセットもあります。
(→盛り塩セットを見てみる。)
映画のロケ地
間々田八幡宮の中に、土俵があります。
毎年9月中旬の奉納子供相撲大会の会場ともなっており、普段でも相撲の稽古が行われています。
この土俵ですが、映画のロケ地にもなっています。
- 1992年公開の映画、周防正行監督、本木雅弘主演の「シコふんじゃった。」の夏合宿シーンの撮影
- 2014年公開の映画、武田秀樹監督、阿部寛主演の「テルマエ・ロマエⅡ」の日本人のコロッセオとして撮影
今回いただいた御朱印
御朱印は境内にある社務所でいただけます。
初穂料は、300円。
間々田八幡宮オンラインツアー
間々田八幡宮は、間々田八幡公園の中にあります。写真は二の鳥居です。一の鳥居は、300m先の国道4号線沿いにあります。
二の鳥居をぐぐった先に、力石があります。重さ二十八貫(110kg)。
拝殿までの途中に、弁天池があり、小島に厳島神社があります。
厳島神社です。
厳島神社の先に、松尾芭蕉の句碑があります。嘉永6年(1853)の建立。「古池や 蛙飛びこむ 水の音」と刻まれています。
弁天池には、文治元年(1189)に、奥州藤原泰衡征伐に向かう途中に間々田八幡宮で戦勝祈願を行い、その際に植えたとされる「源頼朝手植えの松」がありましたが、明治28年(1895)に枯死しました。その松の木の三代目が植えられています。
弁天池の向かい側には、土俵があります。秋の例大祭で奉納子供相撲大会が行われます。昔は、大相撲地方巡業も行われていたそうです。1992年作の本木雅弘主演の映画「シコふんじゃった。」の夏合宿シーンは、ここで撮影されました。
参道を進むと、手水舎があります。
手水舎の先は、広い境内になります。間々田八幡公園は、自然が多く、空気が澄んでいて深呼吸すると、体内からの悪い気が消えていくような感じです。
上記の写真では写っていませんが、燈籠の手前に、文化10年(1813)に奉納した、ユニークな顔をした狛犬がおられます。優しく頭をなでてあげてくださいね。良いことがあるかもしれませんよ。この狛犬さま、参拝者から密かな人気を集めているようです。
拝殿手前にも2対の狛犬がおられます。
手前側の狛犬。
奥側の狛犬。
どの狛犬も特徴があります。最後の写真の狛犬は、アニメとかに出てきそうです。
拝殿です。享和年間(1800年前後)に失火し、嘉永4年(1854)に再建されました。再建したのは日光東照宮大修復を行った宮大工たち。本殿内の彫刻は技術の高さを見ることができるそうです。
拝殿の左側には、八龍神社、御輿舎、御神木が並んでいます。
八龍神社。「ジャガマイタ」の八大龍王を祀っています。
御輿舎。昭和30年代前半まで間々田町の夏祭りで担がれていたものです。
御神木。推定樹齢500年の杉の木です。境内で一番大きい木だったそうですが、落雷で全体の三分の一程度が焼けてしまったそうです。
拝殿の右側には、夫婦杉、合社があります。
夫婦杉。根元部分が手をつなぐようにつながっていることから、「夫婦杉」と呼ばれています。樹齢約200年。夫婦和合や縁結びの御神徳があります。
合社。雷電神社、愛宕神社、淡島神社をお祀りしています。雷電神社、愛宕神社は、災厄、防災の御神徳。淡島神社は、安産、子授けなどの女性守護の御神徳があります。
くまさま。「ジャガマイタ」って何でしょうか?
「ジャガマイタ」とは、間々田地区に約400年前から伝わる「蛇まつり(じゃまつり)」のことですよ。
「ジャガマイタ」では、どんなことをするの?
田植えの季節を前に、五穀豊穣と疫病退散を祈願するお祭りですよ。
お祭りの主役は子供達で、ワラや竹、シダなど、身近な材料で作った全長15mを越える七体の巨大な蛇を担ぎ、「ジャーガマイタ、ジャーガマイタ」の掛け声で町中を練り歩きます。
水吞の儀(みずのみのぎ)では、弁天池に蛇の頭を入れて、豪快に蛇に水を飲ませたりしますよ。
くまさま。そんなにすごいお祭りなら、間々田八幡宮の特徴で取り上げても良かったのでないでしょうか?
いなばさん。さりげなく、痛いところを突きますね。写真が無かったので取り上げなかったのです。
間々田八幡宮の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
誉田別命(ほんだわけのみこと)
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)
【合社】
愛宕神社、淡路神社、稲荷神社、八龍神社、雷電神社
【末社】
厳島神社、弁天様
ご利益
厄除け、方位除け、出世開運、金運、病気平癒、子授け、安産、子育て、学業成就、夫婦和合、縁結び、神人交歓
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:歳旦祭
1月中旬:どんと焼き
2月上旬:節分の厄除祭
2月18日:祈年祭
3月下旬:桜まつり
4月15日:合社祭
5月5日:間々田のジャガマイタ(蛇まつり)
7月15日:夏祭
9月15日:大祭
9月中旬:奉納子供相撲大会
11月上旬:七五三祭
11月23日:新嘗祭
12月31日:除夜祭
毎月1日:月次際
鎮座地(住所)
〒329-0205 栃木県小山市間々田2330
アクセス
JR宇都宮線「間々田駅」より徒歩25分
駐車場
あり(無料。約70台)
※蛇まつり当日は、間々田中学校が臨時駐車場になります。
ホームページ
http://www.mamada-hachiman.jp/