夢は大きく「一国一城の主」を目指す!
そこまでいかなくても、社長になりたい、大企業の重役になりたいなど大きな野望を抱いているあなた!
そんな野望を叶えるための参拝をしてみませんか?
今回は、江戸城の鎮守、皇室の御安泰を守る、日枝神社についてお話していきます。
主祭神は、
大山咋神(おほやまくひのかみ)
となります。
大山咋神は、日枝山(比叡山)の神として、大地を支配し、万物の成長発展を守護します。御神徳は広大無辺であり、国家安泰や大きな野望を願うにふさわしい神様です。
Contents
日枝神社の特徴
特徴的な鳥居
日枝神社の鳥居は特徴的な形をしています。
この鳥居の上部にある合掌型の破風(屋根)は、神道と仏教の合わせて一つにしている(「合一」とも言います)ことを表しています。手を合わせて合掌しているような感じですね。
鳥居の名は「山王鳥居」と言います。別名として、「合掌鳥居」「破風鳥居」とも言います。
山王は、日枝山(比叡山)の神(大山咋神)が山王権現と呼ばれていたことが由来です。
鳥居の上部の合掌型の破風は、何だかお山(日枝山)を表しているような感じがしませんか?
この山王鳥居は、日枝神社以外では、日吉大社でも見ることができます。
参道がエスカレーター!!
裏参道の山王鳥居をくぐると、エスカレーターがあります。
上から見ると、結構急なことがわかります。
エスカレーターは登りのみですが、すごい便利です。
しかし、裏参道からは、神社特有の神聖な場所へ入った感じがしません。エスカレーターという人工物があることで、山王鳥居が結界の役目を果たせていないような感じです。
これでは、折角、神社へ行ったのに、厄を祓ったり、ご利益が半減してしまいます。そのような事が無いように、次の項目も読んでみてください。
都内屈指のパワースポット! そのご利益のいただき方法
日枝神社は国会議事堂の近くにあり、国会議員をはじめとする政財界から絶大な崇敬を受けています。
そのため、出世運や仕事運を高めるパワースポットになっていますが、実は、縁結びのパワースポットでもあります。
(なぜ、縁結びのパワースポットなのかについては、次の項目で説明いたします。)
その、強力なパワーをいただくために、神社へ入る際は、表参道(男坂)をおすすめします。なぜなら、「山王祭」の時にお神輿は男坂から境内に入ることもあり、一番ご利益があると言われているからです。
新参道のエスカレーターは便利ですが、エスカレーターで上がった後、面倒でも、表参道側から入り直した方が良いです。
しかしながら、男坂は急な階段のため、妊娠中の女性、足腰が悪い、体調が悪い、和服やハイヒールで歩くのに危険な場合などあるかと思います。
そのような時は、新参道のエスカレーターで境内に入り、社殿に行く前に、男坂の階段上まで行きます。
そして、男坂の先にある山王鳥居に向かって一礼してから拝殿へ行くとよいです。そうすることで、神様への敬意を払うことになるので、ご利益が下がるということは無くなりますよ。
一礼する時、男坂に落ちないように、男坂に近づきすぎないでくださいね。
神門をくぐり、社殿を参拝します。
そして、社殿両脇の神猿像にも参拝します。
夫猿像は、「出世開運」、「社運隆昌」、「商売繁盛」のご利益があります。参拝し撫でるとご利益倍増です。
妻猿像は、「良縁」、「安産」、「子授け」のご利益があります。夫猿像と同様に、参拝し撫でるとご利益倍増です。
そして、末社に参拝です。日枝神社の境内全体が強大なパワースポットとなっていますが、その一番強いパワースポットの場所が末社です。
左側が、山王稲荷神社。
右側が、猿田彦神社・八坂神社。「仕事運」に強力なご利益があります。
これでご利益が倍増しますよ。
神の使いが猿!!
すでに紹介してしまいましたが、日枝神社では狛犬ではなく、狛猿です。神猿像と呼ばれています。
猿(さる)は、「勝る(まさる)」、「魔が去る(まがさる)」と考えられ、「勝運」、「魔除け」のご利益。
猿(えん)は、「縁(えん)」を運んでくれると考えられ、「縁結び」、「商売繁盛」のご利益があると言われています。
特に、妻猿像は、女性に人気です。
神門にハートマーク!!
東京大神宮と同じく、神門にハートマークがあります。
(→東京大神宮の記事はこちら)
これは、「猪の目(いののめ)」という飾り道具で、昔から「魔除け」「災難除け」として用いられてきました。
東京大神宮と同じように、「写真に撮って待ち受け画面にすると恋が叶う」とSNSなどで話題となっています。
四代将軍綱吉が奉納? 銅製燈籠
社殿手前には、千代田区指定有形文化財にもなっている銅製燈籠があります。
この燈籠の竿部分には、「金燈籠両基」・「日吉山王大権現賽前」・「万治弐己祀四月晦日」・「御佛具師銅意法橋」・「同子渡辺近江大掾源正次」と印刻銘文があります。
燈籠は高さ2m57cm、直径1m83cmの八角形、台座は、安山岩を八角形に組んだものが三段に積まれています。
この燈籠は幕府御用達を勤める鋳物師渡辺銅意・正次父子の鋳造したものであり、万治二年(1659)の四月晦日に奉納されています。万治二年四月晦日には造営が無事終了したことを祝う法事が、幕府により執り行われています。奉納者は四代将軍家綱と考えられています。
神猿像の近くにあるので、神猿像に目が行ってしまいがちですが、江戸初期の工芸品で、徳川将軍家により奉納されており、非常に貴重なものです。参拝の際は、じっくりとみてください。
見事な「千本鳥居」
稲荷参道には、「千本鳥居」があります。
京都の伏見稲荷大社までとはいきませんが、実に見事です。
この千本鳥居の中に入ると、境内の空気とも違う、心がとっても落ち着いた気分になっていきます。
気持ちを落ち着けたい時には、ゆっくりと稲荷参道を歩いてみてください。稲荷参道を歩く前と歩いた後では、心の状態が違うことが実感できます。
表参道から入ると、一番奥になるので、忘れずにお立ち寄りくださいね。
日枝神社の御旅所(おたびしょ)
東京都中央区日本橋に日枝神社の御旅所である、日枝神社日本橋摂社があります。
御旅所とは、お祭りなどの時に、神様を載せたお神輿が休憩や宿泊する場所のことです。
日枝神社日本橋摂社については、こちらの記事をご覧ください。
(→日枝神社日本橋摂社都会の中のパワースポット)
今回いただいた御朱印・御朱印帳
境内の朱印所、宝物殿でいただけます。
初穂料は、500円。
御朱印帳は、1,000円。
朱印代込み、ビニールカバーが付いているので、お得です。デザインは、複数種類あります。
御朱印帳の中に、由緒が記載されています。
正月の1月1日~3日のみ頂ける御朱印
八坂神社と山王稲荷神社の御朱印は、正月三が日のみいただけます。
八坂神社
山王稲荷神社
正月の1月1日~3日、庚申(かのえさる)の日のみ頂ける御朱印
猿田彦神社の御朱印は、正月三が日、庚申(かのえさる)の日のみいただけます。
猿田彦神社
なお、庚申(かのえさる)の日は限定の御朱印帳も頒布されます。
日枝神社オンラインツアー
日枝神社の入り口は、表参道(男坂)、女坂、新参道(山王橋)、西参道、稲荷参道の5か所があります。
そのうち、山王鳥居があるのは、表参道、新参道、西参道です。
図ではこのようになっています。
- 右の鳥居:表参道(男坂)
- 中央下の鳥居:新参道(山王橋)
- 左の鳥居:西参道と稲荷参道
・表参道(男坂)
男坂の左側に緩やかな坂となっている女坂があります。女坂という呼び名ですが、江戸時代には将軍が参拝される時だけ使用され、御成坂とも呼ばれていました。
表参道の最寄り駅は、国会議事堂前駅です。
・新参道(山王橋)
参道右側にエスカレーターが設置されています。
参道をエスカレーターで上がっていくのは珍しい!アトラクションに乗っている気分です。
江戸城の鎮守、首都東京の中央にあるだけのことはありますね。
新参道の最寄り駅は、溜池山王駅、赤坂駅です。
・西参道
唯一、西参道の山王鳥居だけ、狛犬がおられます。
この鳥居をくぐり、右に行くと西参道、左に行くと稲荷参道です。
西参道、稲荷参道の最寄り駅は、赤坂見附駅です。
今回は、表参道(男坂)から境内を順に紹介します。
山王鳥居をくぐると、男坂です。結構急な階段なので、注意して上がってください。新参道のエスカレーターを使って上がった時は、男坂の上から一礼ですよ。
男坂を上がると、左側に手水舎があります。
手水舎の隣には、宝物殿があります。御神宝(刀剣:16口、朱印状:12通、山王祭山車人形、絵画など)が展示されています。開館時間は、午前10時~午後4時。定休日は、火、金曜日です。入館は無料です。
宝物殿内の写真は撮れなかったのですが、徳川家の歴代将軍の刀剣など、国宝、重要文化財のものが多数あります。特に刀剣好きは必見ですよ。
宝物殿の受付でも御朱印、御朱印帳がいただけます。
男坂を上がった先には、神門があります。
神門には、神様を守る像「随身(または、随神ともいいます)」が安置されています。
そして、神門の内側には神猿像が安置されています。
神門をくぐると、左側に朱印所があります。
朱印所のすぐそばにも、手水舎があります。
そして、神門の正面が社殿。社殿の右側に山王夢御殿(祈願所)。左側に授与所があります。
・社殿
社殿の手前には、万治二年(1659)に造営された銅製燈籠があります。
そして、社殿の前には、夫婦の神猿像がおられます。
・山王夢御殿(祈願所)
・授与所
猿をデザインにしたお守りが多数あります。「魔」が「去る」ということで、まさる守などが人気です。
南門を出ると、日枝あかさかがあります。
日枝あかさかには、山王茶寮があり食事が楽しめますが、お値段が・・・。立ち寄れませんでした。
北門を出ると、左から、山車庫、御文庫、手水舎、末社、氏子神輿庫の順に並んでいます。
・山車庫
幸神祭で使用する山車や祭具が納められています。
・御文庫
幸神祭の祭具が納められています。
・手水舎
・末社
八坂・猿田彦神社、山王稲荷神社が鎮座します。
左側が、山王稲荷神社。
右側が、八坂・猿田彦神社。
・氏子神輿庫
氏子神輿庫の先が稲荷参道です。
如何だったでしょうか?
見どころ満載の神社です。
全部を回るのであれば、
新参道 → 女坂を下る(または、下らず宝物殿へ) → 表参道(男坂) → 宝物殿 → 神門 → 社殿 → 朱印所 → 山車庫 → 御文庫 → 末社(八坂・猿田彦神社、山王稲荷神社) → 氏子神輿庫 → 稲荷参道 → 西参道
と歩くのが一番歩く距離が短く、おすすめします。
日枝神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
大山咋神(おほやまくひのかみ)
【相殿】
国常立神(くにのとこたちのかみ)
伊弉冉神(いざなみのかみ)
足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)
【摂社・末社】
・山王稲荷神社
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
・八坂神社
素盛鳴神(すさのおのかみ)
・猿田彦神社
猿田彦神(さるたひこのかみ)
ご利益
出世開運、社運隆昌、商売繁盛、仕事成就、縁結び、安産、子授け、開運招福、厄除け、病気平癒
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
(庚申祭は、猿田彦神社御朱印、御朱印帳がいただけます。)
祭事
1月1日:若水祭、歳旦祭
1月3日:元始際
1月6日:奉納書初展感謝奉告祭
1月13日:印章護持祭
1月15日:神符焼納祭
2月2日:庚申祭
2月3日:節分祭
2月11日:紀元祭
2月17日:祈年祭
3月20日:春季皇霊祭遥拝
4月3日:庚申祭
4月25日:末社山王稲荷神社例祭
4月29日:昭和祭
6月2日:庚申祭
6月7日~17日:山王祭
6月30日:大祓並鎮火祭
8月1日:庚申祭
8月4日:箸感謝祭
9月19日:敬老祭
9月20日:山王祖霊祭
9月23日:秋季皇霊祭遥拝
9月30日:庚申祭
10月4日:中秋管絃祭
10月17日:神嘗祭遥拝
11月3日:明治祭
11月23日:新嘗祭
11月29日:庚申祭
12月1日:大麻神札頒布始祭
12月23日:天長祭
12月31日:大祓並鎮火祭、除夜祭
毎月1日:朔旦祭
毎月15日:月次祭
鎮座地(住所)
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-10-5
アクセス
東京メトロ千代田線 「赤坂駅」出口2より徒歩3分
東京メトロ千代田線 「国会議事堂前駅」出口5より徒歩5分
東京メトロ南北線・銀座線 「溜池山王駅」出口7より徒歩3分
東京メトロ銀座線・丸の内線 「赤坂見附駅」出口11より徒歩8分
駐車場
あり(無料)
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