あらゆる勝負事に負けない勝運を身に付いけたい。
そんな時は、平将門公の御神徳をいただきましょう。
今回は、平将門公を祀る、筑土神社についてお話していきます。
主祭神は、
天津彦火邇々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)
です。
江戸三社の一つ(山王<日枝神社>、神田<神田明神>、田安明神<筑土神社>)となります。
Contents
筑土神社の特徴
平将門公の首を祀った!? 「津久戸明神」
筑土神社は、天慶3年(940)6月、承平天慶の乱(平将門の乱)で、藤原秀郷らの手によって平将門公は討たれました。その後、京都でさらされた平将門公の首を首桶に収め密かに持ち帰り、武蔵国豊島郡上平河村津久戸(現在の千代田区大手町周辺)の観音堂に祀って「津久戸明神」と称したのが始まりと言われています。
元々は、主祭神は、「平将門公」だったが、明治時代に、国民は天皇への忠義を重んじるようになり、天皇へ反抗した平将門公を逆賊とする風潮がありました。そのため、主祭神を「天津彦火邇々杵尊」として、「平将門公」は相殿とされました。
平将門公の首や首桶も安置されていたが、東京大空襲で焼失したと言われています。
天水桶は、筑土神社のパワースポット
境内の奥、世継稲荷神社の手前に、天水桶があります。
天水桶は、文政元年(1818)、元飯田町(現在の九段下一丁目および冨士見一丁目周辺)の氏子により奉納されました。
この天水桶のは、平将門公の「繋馬(つなぎうま)」が彫刻されています。
写真が暗くてわかりずらいですが、「繋馬」は正面に彫刻されています。伝説では、平将門公が挙兵したときに、突然空に一筋の稲妻が走り落下して黒馬に変わると、戦場を縦横無尽に駆け巡ったそうです。
「繋馬」は、家紋や社紋などにも使われることが多く、筑土神社も神紋となっています。
筑土神社の拝殿と世継稲荷神社の間にあり、「繋馬」が彫刻されていることもあり、筑土神社の境内で一番のパワースポットです。勝運の御神徳をいただいてくださいね。
子宝のご利益!? 世継稲荷神社
筑土神社の境内の一番奥に、世継稲荷神社があります。
嘉吉元年(1441)に飯田町に創建され、当時はこの辺りを田安村といったことから、「田安稲荷」と呼ばれていました。江戸時代に、二代将軍・徳川秀忠公が参拝し、「代々世を継ぎ栄える宮」と称賛したことから、これ以降、「世継稲荷」と呼ばれるようになりました。
文久2年(1862)には、14代将軍・徳川家茂公の正妻・和宮さまが子宝を願い参拝しました。
現在でも、子宝のご利益があるとのことで、参拝に訪れる人が多いとのことです。
狛狐も耳が特徴的なので、ぜひ見てください。
今回いただいた御朱印
御朱印は、境内にある社務所でいただけます。
初穂料は、300円。
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神社の北側が入り口です。北側が入り口なのは珍しいです。
鳥居の両側には、狛犬がおられます。
拝殿へは、ビルの間を入っていきます。
ビルの間を抜けると、左右に狛犬がおられます。安永9年(1780)に奉納されました。千代田区に現存する最古の狛犬で、千代田区指定有形民俗文化財に指定されています。
左の狛犬の隣には、手水舎があります。
境内奥には拝殿があります。拝殿は南向きが多いのですが、筑土神社は北向きです。珍しいですね。
拝殿の右奥に進みます。社務所は、写真の右側にあります。
世継稲荷神社の途中に手水舎、力石、天水桶があります。
手水舎。
力石。
天水桶。文政元年(1818)に奉納されたものです。平将門公の「繋馬(つなぎうま)」が彫刻されています。
天水桶の隣に、世継稲荷神社があります。
左の狛狐の耳が特徴的です。
右奥にも、小さいお社があります。
小さい狛狐がたくさん並んでいます。
くまさま。筑土神社には、特別な勝守があるって聞いたのですが?
いなばさん。そのことをよく知ってましたね。
筑土神社の勝守は、1月1日から1月15日までしか授与してないのです。
来年のお正月まで手に入らないのですか?
正月以外でも、勝守はありますよ。
ただ、正月限定はお札のような形をしていますが、通常の勝守は、普通のお守りの形をしていますよ。
やっぱり、正月限定の方がご利益があるのでしょうか?
正月限定のは、将門公の多くの勝利を収めた際に乗っていた黒馬にあやかっているので、病気やけがに勝つ、受験、就職、恋愛、ビジネス、などのあらゆる勝負事に負けない勝運が得られると言われています。
でも、勝守を持っているだけでは駄目ですよ。持っている人が努力しないと、勝守も効果は発揮しません。
でも、、、やっぱり、正月限定の方が欲しいです。。
筑土神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
天津彦火邇々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)
【相殿】
平将門公(たいらのまさかどこう)
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
【末社】
・世継稲荷神社(田安稲荷)
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
ご利益
必勝祈願、勝運向上、武運長久、商売繁盛、家内安全、病気平癒、体力増強、子宝
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
(受付:9時~17時)
祭事
1月1日:歳旦祭
2月3日:節分祭
6月30日:夏越大祓
9月15日:筑土神社例大祭(筑土祭)
11月23日:新嘗祭
12月31日:除夜祭大祓
鎮座地(住所)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-14-21
アクセス
・東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下駅」1番出口より徒歩1分
・都営三田線「神保町駅」A2出口より徒歩7分
・東京メトロ有楽町線、南北線、都営大江戸線「飯田橋駅」A4出口より徒歩10分
・JR総武線「飯田橋駅」東口より徒歩10分
駐車場
なし
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