女性の願いを叶えてくれる。女性の神様を祀る神社で願いを届けてみませんか?
今回は、武蔵国一宮 氷川女体神社(氷川女體神社)についてお話していきます。
主祭神は、
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
です。
寛文7年(1667)に四代将軍徳川家綱の命により創建された社殿。そして、女性の神様を祀る「女体社」に竜神さまのパワーあふれる「竜神社」。そんな強力なパワースポットで、心と体をリフレッシュできますよ。
※平成29年9月3日にいただいた御朱印を追加しました。
Contents
氷川女体神社の特徴
「武蔵国一宮 氷川神社」は三社で一つの神社だった?
大宮駅近くにある「大宮氷川神社(武蔵一宮氷川神社)」と「氷川女体神社」を直線で結ぶと、ほぼ中間地点に「中山神社(旧中氷川神社)」があります。
大宮氷川神社、氷川女体神社、山中神社をマップで表すと、みごとに直線になります。
それぞれの主祭神とその関係は、以下のとおりです。
- 大宮氷川神社:須佐之男命(すさのおのみこと)・・・夫
- 氷川女体神社:奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)・・・妻
- 中山神社:大己貴命(おほなむちのみこと)・・・孫
須佐之男命が八岐之大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して、奇稲田姫命を助けて妻としたのですね。そして、その息子が大己貴命。因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)で、ウサギを助けた神様です。
それぞれの神社で、夫、妻、孫を祀っていることから、大宮氷川神社(男体社)、氷川女体神社(女体社)、山中神社(氷王子社)の三社を合わせて、「武蔵一宮の氷川神社」とする説もあります。
氷川女体神社の扁額(へんがく)にも「武蔵国一宮」と書かれています。写真は拝殿にある扁額です。
扁額とは、建物の内外や神社の拝殿や鳥居、門などの高い位置に掲げられている額のことです。
全国で唯一の巫女人形
全国で唯一の巫女人形がいただけます。
巫女人形は、あなたの願いごとを祈ることで、大神さまに願いごとをお届けする仲継のお姿です。
願いごとが叶ったら、着物を着せてお礼参りをして、巫女人形を納めます。
巫女人形納め所には、かなりの数の巫女人形が納められています。願いごと成就の効果がありそうですね。
ちなみに、願いごとを叶えるには、巫女人形に毎日願いごとを祈ること。願いごとが叶うまでは着物を着せてはいけないそうです。
あなたの願いごとが叶うことをお祈りしています。
さいたま市の竜伝説の竜神さまを祀る「竜神社」
拝殿の左側には、竜神社があります。見沼は昔は広大な沼地であり、その沼地には竜神さまが棲んでいたという伝説があります。その竜神さまをお祀りしています。
大昔は、見沼の最も深い所に神輿を乗せた船を練り出し、沼の主である竜神さまを祭る「御船祭」をしていました。ところが、享保12年(1727)に八代将軍・徳川吉宗公の政策で見沼は開拓され「見沼田んぼ」になってしまいました。その後、広大な沼地は無くなってしまいましたが、お祭りは「磐船祭」として続けられています。
氷川女体神社の境内で一番のパワースポット。竜神社にお参りして、竜神さまのパワーを存分にいただいてくださいね。
そして、そのパワーの源は、境内の奥にずらりと並ぶ「境内社」。
こちらもすごいパワーです。そのパワーを胸の奥にしみこむような感じで深呼吸してみてください。心が安らきますよ。
全てのお社をお参りするのは大変かと思います。そのようなときは、境内社を歩きながら、軽く会釈をするようにしてみてください。
江戸から明治にかけて行われた「磐船祭祭祀遺跡」
鳥居の反対側にある「見沼氷川公園」には、「磐船祭祭祀遺跡」があります。
この奥に、磐船祭祭祀遺跡があります。
ここが、磐船祭祭祀遺跡です。
「磐船祭祭祀遺跡」とは、江戸時代から明治時代にかけて行われていた「磐船祭」が行われていた場所です。
今では、5月4日の「祇園磐船龍神祭」で実際に使用されています。
熊の御神木!?
社務所の左側に御神木があります。その御神木には、熊の頭のようなこぶがあります。
拡大します。
熊の頭にそっくりだと思いませんか。このようになっているのは御神木だけです。神秘的なものを感じます。
今回いただいた御朱印
境内ある社務所でいただけます。
初穂料は、300円。
平成29年9月3日にいただいた御朱印には、フクロウのスタンプが押されていました。
氷川女体神社オンラインツアー
神社の入り口です。階段は、けっこう急な階段ですので、気を付けてくださいね。
階段横には、由緒書きがあります。
階段を上がると、すぐに鳥居があります。
鳥居をくぐると、広い境内に出ます。涼しげな空気に包まれて心が落ち着きます。
鳥居のすぐ右側に手水舎があります。
正面が拝殿です。寛文7年(1667)に四代将軍徳川家綱の命により創建。350年ぐらい前に建てられた貴重な三間社流れ作りです。
拝殿に左側に社務所があります。御朱印はここでいただけます。
巫女人形の納め所です。願い事が叶った方がたくさんおられるようです。
拝殿の右側には、竜神社。境内で一番のパワースポットです。
拝殿奥には、石碑と境内社が並んでいます。
神社の入り口から反対方向にある見沼氷川公園へ行くと、磐船祭祭祀遺跡の入り口があります。
道を進んでいくと、途中にお社があります。
そして、一番奥には、磐船祭祭祀遺跡があります。
■2017年6月11日撮影
氷川女体神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
【配祀】
三穂津姫命(みほつひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
ご利益
女性の願い成就、恋愛成就、良縁成就、子孫繁栄
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:歳旦祭
2月18日:新年祭
5月4日:祇園磐船龍神祭
7月31日:名越大祓い
10月7日:お日待
10月8日:例大祭
11月23日:新嘗祭
12月25日より:かま〆頒布
鎮座地(住所)
〒336-0916 埼玉県さいたま市緑区宮本2-17
アクセス
JR武蔵野線 「東浦和駅」より、国際興業バス「さいたま東営業所行き」にて「朝日坂上」下車、徒歩5分
JR京浜東北線、宇都宮線、高崎線 「浦和駅」より、国際興業バス「さいたま東営業所行き」にて「朝日坂上」下車、徒歩5分
駐車場
すぐ近くにある見沼氷川公園に停められます(無料)。
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