静かな境内にいると、温かさを感じる神社。
今回は、中山神社(中氷川神社)についてお話していきます。
主祭神は、
大己貴命(おおなむちのみこと)
です。
大己貴命は、大国さまとも呼ばれ、因幡の白兎でうさぎを助けた神様です。
なぜ、温かさを感じるのか。特徴を見ていきましょう。
Contents
中山神社の特徴
中氷川神社の由来
大宮氷川神社と氷川女体神社を直線で結ぶと、その中間に位置することから、「中氷川神社」と呼ばれていました。
みごとに、中間の位置に中山神社は鎮座されています。
その後、明治40年(1907)7月に、中川をはじめとする各地区に祀られていた神社が合祀されたことで、鎮座地の中川の「中」と、氏子であった上山口新田の「山」を合わせて、中山神社と改称しました。
昔の測量技術は凄いですね。中山神社の場所をどのように測量して決めたのか興味がありますが、そのようなことが書かれている文献を探すことができませんでした。
炭火の上を素足で歩く!?
境内には、御火塚があります。
毎年12月8日の鎮火祭では、ここで炭火の上を素足で歩く、火渡り神事が行われます。素足で火渡りをすると、無病息災、火防の御神徳が得られるとのことです。
鎮火祭では、誰でも火渡りをすることができます。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。
私もいつかは火渡りをしたいと思います。
温かさの正体は?
境内に入ると、温かさや懐かしさを感じます。
どうしてでしょうか?
温かさは、鎮火祭で火渡りをするから、その熱が御神徳となり境内に残っていることがあるかもしれません。でも、それだけではありません。
中山神社の御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)です。素盞嗚尊と稲田姫命は夫婦、大己貴命はその二柱の孫です。
須佐之男命が八岐之大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して、奇稲田姫命を助けて妻としました。
大己貴命は因幡の白兎で、ウサギを助けた神様です。大国様とも呼ばれています。
夫婦の愛情と、孫への愛情。そして、須佐之男命は稲田姫命、大己貴命はウサギを助けたやさしさ。これらが、温かさを感じる元となっているような気がします。
あなたも、境内に入った時に感じる温かさに触れてみてくださいね。
今回いただいた御朱印
社務所が閉まっており、拝殿に書置きの御朱印がありました。
初穂料は、300円。
神職がおられる時は、手書きでいただけるようです。
中山神社オンラインツアー
神社の入り口です。写真は、二の鳥居。参拝後日に、一の鳥居は300m手前にあるということを知りました。後日改めて、一の鳥居からお参りに行きます。
二の鳥居の左側に、稲荷大明神の鳥居とお社があります。
鳥居をくぐります。
お社があります。
二の鳥居の右側には、由緒書きがあります。
二の鳥居をくぐると、左側に手水舎があります。
手水舎の奥に稲荷神社があります。先ほどの稲荷大明神のお社は、写真の奥にあります。
右側には、荒脛神社(あらはばきじんじゃ)があります。荒脛神社は珍しいですね。
荒脛神社の奥には、神明社・飯成社・淡嶋社・疱瘡守護社・磐社・石上社・竈神社・稲田宮主社が祀られています。
さらに境内を進みます。
狛犬がおられます。明治3年(1870)と刻まれています。
拝殿手前には、御火塚があります。鎮火祭では、ここで炭火の上を素足で歩いて、無病息災と火防を祈願します。
境内の一番奥が拝殿です。
■2017年6月11日
中山神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
大己貴命(おおなむちのみこと)
【配神】
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
ご利益
縁結び、夫婦和合、子授け、金運招福、商売繁盛、病気平癒、災難除去、疫病除け、無病息災、厄除開運、衣食住守護、五穀豊穣
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(神職不在の場合は、書置きあり。ただし、日付は吉日となる。)
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:歳旦祭
4月15日:獅子祭
7月13日:道饗祭
10月5日:例祭
11月23日:新嘗祭
12月8日:鎮火祭
鎮座地(住所)
〒337-0043 埼玉県さいたま市見沼区中川143
アクセス
JR各線、東武アーバンパークライン 「大宮駅」より国際興業バス(大12-3西浦行ほか)「中山神社」下車徒歩3分
駐車場
あり(無料)
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