安産祈願といえば、ここ!
今回は、子授け・安産祈願が有名ですが、さらに、芸能・学業の上達にも力を授けてくれる、水天宮についてお話します。
主祭神は、
天之御中主神(あめのみなかぬしのおおかみ)
安徳天皇(あんとくてんのう)
建礼門院(けんれいもんいん)
二位尼(にいのあま)
となります。
そして、同じ境内に、日本橋七福神めぐりの1社、弁財天が祀られている、宝生弁財天(寳生辨財天<ほうしょうべんざいてん>)が鎮座されています。
日本橋七福神めぐりについて知りたい方は、以下の2つの記事を見てくださいね。
→2時間で開運が手に入る!日本橋七福神めぐり。
→日本橋七福神めぐりを御朱印とともに紹介します。
Contents
水天宮の特徴
子宝いぬ、安産子育河童を忘れずに
手水舎の横に安産子育河童が鎮座いしています。
肩と手、そして足元に子供の河童がいます。
愛らしいですね。
暑い日はお水をかけてあげてくださいね。
そして、宝生弁財天の後ろには、子宝いぬが鎮座しています。
周囲を取り巻く十二支のうち、自分の干支を撫でると、安産、子授け、無事成長など様々なご利益があるといわれています。
見落としがちなので、忘れずに、撫でてあげてくださいね。
戌の日の安産祈願。御子守帯(みすず帯)をいただこう。
安産祈願といえば、水天宮が有名ですね。
江戸時代には、すでに、安産祈願で有名だったそうです。
そのため、戌の日になると、境内に人が埋まるほどの大混雑となります。
私が行ったときも、戌の日、しかも日曜日とあって、朝9時前ではありましたが、
境内は入場規制がされていました(参拝、御朱印授与は別日にしました)。
戌の日の大混雑で、お母さんだけ境内で祈祷を待っていて、お父さんは車の中で待っている。なんてことにないようにしてくださいね。
戌の日以外でも安産祈願は行っているので、無理をせず、体調の良い時に、ゆっくりと祈祷してもらうほうが良いかと思います。
水天宮でも、「妊婦さんの調子がいい日に行くのが良い」といっていますよ。
戌の日にこだわらず、体調の良い時に祈祷してもらい、御子守帯(みすず帯)をいただいてくださいね。
ちなみに、戌の日とは妊娠5か月に入ってから最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願をするという、日本の風習です。
なぜ、戌の日というかというと、犬はお産が軽く、一度にたくさんの子犬を生むので、昔から安産の守り神と言われてました。
そのことから、戌の日に、妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、安産祈願をするようになったとのことです。
なお、安産祈願は、午前8時~午後3時30分(戌の日は、午後4時)で、予約はできないとのことですよ。
願を掛けたら、見事に勝利!
拝殿横には、日本橋七福神の1柱でもある、宝生弁財天が鎮座されております。
江戸時代、久留米藩第9代藩主の有馬頼徳公が、加賀藩第11代藩主の前田斉広公と、寳生流能楽の技を競われた際、弁財天様に願をかけ、見事勝利を収めたことのことです。
芸能・学業の上達にご利益がある、弁財天様。「中央辨財天」とも呼ばれ、琵琶を持たずに、剣や矢を持っていて、人の弱い心を正しく導く慈悲の姿と言われています。
普段は、お宮の扉が閉まってます。
毎月5日と巳の日には、扉が開かれて、お顔が拝観できますよ。
新社殿が完成しました
2016年4月に新社殿が完成しました。
授与所や待合室もたいへんきれいで、スロープもついていてバリアフリー構造です。
今までと同じように、1階は駐車場となっており、境内は2階です。
ただ、旧社殿は、1階にお土産屋が数件あったのですが、新社殿では無くなってしましました。
神社では珍しい免振装置で支えらており、地震の際の揺れが軽減されるとのことです。
境内はコンクリートになっており、砂利がありません。
個人的には、砂利を歩くのが好きなので、ちょっと残念です。
水天宮にまつわる名言が2つあります!
水天宮には、2つの名言があります。
・情け有馬の水天宮
・湯も水も火の見も有馬の名が高し
・「情け有馬の水天宮」
文政元年、久留米藩有馬家上屋敷内に祀られていた水天宮は、人々の信仰が篤く、堀越しにお賽銭をなげる人が後を絶たなかったそうです。
時の藩主は毎月5日に限り、屋敷の門を開き、お参りを許したそうです。
そのことから有馬家と「情け深い」ことを掛けて、「なさけありまの水天宮」という洒落が江戸っ子たちの流行語となりました。
・「湯も水も火の見も有馬の名が高し」
幕府により大名火消しを命ぜられた、第八代藩主有馬頼貴公は、当時として異例の高さである三丈(約9メートル)の火の見やぐらを組みました。
これが江戸で評判になり、有馬温泉・水天宮・火の見やぐらを掛けて、「湯も水も火の見も有馬の名が高し」という言葉が生まれました。
今回いただいた御朱印
御朱印は社務所でいただけます。
御朱印帳に記帳していただけるのは、つぎの2種類。
書置きの御朱印が3種類。
戌の日は、スタンプが押されます。
そのほか、期間限定の御朱印もあります。
御朱印と一緒に、御饌米もいただけます。
水天宮オンラインツアー
1階入り口です。入り口は、2か所あります。
入り口横には、エレベータもあります。
階段を上がると左右に狛犬がいます。
狛犬の先に鳥居があります。
階段からだと見えにくいので、境内から撮影しています。
階段の左側に手水舎があります。
手水舎の横に安産子育河童が鎮座。
安産子育河童の横には、左から、秋葉神社、火風神社、高尾神社が鎮座。
右側が社務所です。
正面が拝殿です。
拝殿の左側に宝生弁財天が鎮座しています。
その横に、子宝いぬが鎮座しています。
社殿が新しいのでとてもきれいです。
巳の日のみ、宝生弁財天のお社の扉が開きます。
なお、18時以降境内には入れないですが、21時ごろまでライトアップされています。
■2017年4月10日撮影
水天宮の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
・天之御中主神(あめのみなかぬしのおおかみ)
・安徳天皇(あんとくてんのう)
・建礼門院(けんれいもんいん)
・二位尼(にいのあま)
【境内社】
・寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)
市杵島姫大神(いちきしまひめのおおかみ)
・秋葉神社
・火風神社
・高尾神社
ご利益
子授け、安産、無事成長、芸能・学業向上、水難除け
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり
御朱印帳:あり
(受付:8時~18時、御祈祷は、8時~15時30分)
祭事
1月5日:初水天宮
1月6日:火風神社祭
2月3日:節分祭
2月17日:祈年祭
3月4日:高尾神社祭
3月(春分の日):春季祖霊祭
5月5日:例祭
5月(第二巳の日):寳生辨財天
6月30日:夏越の大祓
9月(春分の日):秋季祖霊祭
11月18日:秋葉神社祭
11月23日:新嘗祭
12月5日:納めの水天宮
12月31日:年越の大祓
その他、戌の日、東日本大震災復興祈念祭(毎月11日)
鎮座地(住所)
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
アクセス
東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅(5番出口)より徒歩1分
東京メトロ日比谷線 人形町駅(A1出口)より徒歩6分
都営地下鉄浅草線 人形町駅(A3出口)より徒歩8分
都営地下鉄新宿線 浜町駅(A2出口)より徒歩12分
駐車場
あり。1階に40台程度(有料)。
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