出世開運、学業成就などの必勝祈願をしてみませんか?
今回は、上野のパワースポット上野東照宮についてお話していきます。
主祭神は、
徳川家康公/東照大権現(とくがわいえやすこう/とうしょうだいごんげん)
徳川吉宗公(とくがわよしむねこう)
徳川慶喜公(とくがわよしのぶこう)
となります。
四大東照宮(日光東照宮、久能山東照宮、芝東照宮、上野東照宮)の一社です。
Contents
上野東照宮の特徴
金色の建造物。権現造りの社殿と唐門
上野東照宮は寛永四年(1627年)、津藩主・藤堂高虎と天台宗僧侶・天海僧正により、東叡山寛永寺境内に徳川家康公をお祀りする神社を建立し、正保三年(1646年)に、東照宮となりました。
そして、現存する社殿と唐門は慶安四年(1651年)に、三代将軍・徳川家光公が改築。当時から、金箔を多く使っており、「金色殿」とも呼ばれていました。
社殿は、屋根以外は豪華に金箔が用いられています。
唐門も、豪華に金箔が用いられています。
徳川家康公の威光を世に示すために、豪華に金箔が用いられたのでしょう。社殿をご覧になるには拝観料がかかりますが、この次に紹介する栄誉権現社にもお参りしていただきたいので、ぜひ拝観料を納めてくださいね。
数々の災いをもたらしたお狸様
拝観料を納めて中に入ると、御神木の大楠があります。上野東照宮が建立する前から、この地を見守っており、高さ25m、樹齢約600年と言われています。
そして、その先には、稲荷神社?と思えるお社がありますのが、お狐様ではなく、お狸様。
栄誉権現社(えいよごんげんしゃ)と呼ばれていて、四国八百八狸の総帥。奉献された大奥で暴れ追放されて、大名、所旗本を潰して、大正年間に上野東照宮に奉納された悪行狸。その後は大人しくなったそうです。
上野東照宮の中でも、特に強いパワースポット。他を抜く(たぬき)ということで、強運開祖、学業成就、勝負事の神様として、ご利益がありますので、必ず参拝してくださいね。
お化け燈籠
木に囲まれているので、気が付きにくい場所ではありますが、大石鳥居の左側に、大きな灯籠があります。
その大きさから、「お化け灯籠」と呼ばれています。寛永八年(1631年)に佐久間勝之(さくまかつゆき)より奉納。高さが6.8m、笹石の周囲は3.36mと非常に大きく、日本三大石灯籠(京都市の南禅寺、名古屋市の熱田神宮、上野東照宮)の一つに数えられています。
フェンスに囲まれて近くまではいけませんので、写真だと大きさがわかりにくいのですが、その大きさをぜひ見てくださいね。
ぼたん苑
上野東照宮では、ぼたん苑があります。開催時期はつぎのとおり。
- 1月1日~2月下旬:冬ぼたん
- 4月中旬~5月中旬:春のぼたん祭
ぼたん苑に入るには、拝観料がかかります。ぼたん苑には、中国、アメリカ、フランスの品種を含め、500株以上の牡丹が咲き誇り、とてもきれいです。
なお、この期間中は、御朱印に、牡丹の花と葉の押印がされます。
今回いただいた御朱印
御朱印は境内にある、お札授与所でいただけます。お札授与所は、拝観料なしでも入れる場所にあります。
上野東照宮オンラインツアー
境内案内図です。上野駅や上野公園からは、東側にある大石鳥居をくぐって、金色殿(拝殿)に向かいます。
大石鳥居です。国指定重要文化財にもなっています。寛永十年(1633年)に、江戸幕府の老中・酒井忠世(さかいただよ)より奉納。関東大震災で少しも傾かなかったそうです。
大鳥居の少し左側に行ったところに、お化け灯籠があります。寛永八年(1631年)に佐久間勝之(さくまかつゆき)より奉納。高さが6.8mと非常に大きく、日本三大石灯籠の一つに数えられています。
大石鳥居から表参道を進むと、水舎門があります。
水舎門をくぐって、すぐ左側に、ぼたん苑の入り口があります。
さらに表参道を進むと、左側に池之端参道があり、その先には、御影石でできた不忍口鳥居があります。明治六年(1873年)に、江戸城内紅葉山東照宮にあった鳥居を移築したもの。不忍口鳥居からは参道に入るには急な階段を上がる必要があります。
表参道に戻って、右側には、寛永寺にある五重塔が見えます。
隣に、神楽殿。明治七年(1874年)に深川木場組合より奉納。屋根の勾配の美しさは、都下随一といわれています。お花見の時期には、神楽奉納が行われます。
そして、左右に、手水舎。左側の手水舎。
右側の手水舎。こちらは、水が入っていません。頭上には、鈴があります。
奥には、銅灯籠が48基。諸大名から奉納されたもので、国指定重要文化財になっています。
参道の両脇は石灯籠があります。境内には200基以上あり、ほどんどが社殿建築の慶安四年(1651年)に諸大名より奉納されたもの。その先に、唐門があります。
唐門の手前には、上野東照宮で唯一の狛犬。東照宮におられるだけあって、強そうです。
唐門です。慶安四年(1651年)に造営。国指定重要文化財です。正式名称は、唐破風造り四足門(からはふづくりよつあしもん)。柱内外の四額面には、左甚五郎(ひだりじんごろう)柵の登り龍・降り龍の彫刻があります。
この先は、拝観料が必要です。
透塀(すきべい)。国指定重要文化財。菱格子の向こう側が透けて見えるので、透塀と呼ばれています。上段には野山の動物と植物、下段には海川の動物の彫刻が200枚以上。色鮮やかで見事です。
透塀の内側。
透塀の脇には、御神木の大楠。高さ25m、樹齢約600年。上野東照宮創建前よりこの地を見守っています。
透塀の奥には、栄誉権現社(えいよごんげんしゃ)が鎮座。お狸様とも呼ばれ、狸は、「他を抜く」という意味から、強運開祖、受験合格、就職、必勝祈願のご利益があります。上野東照宮のパワースポットなので、必ずお参りしてくださいね。
小さいですが、手水舎もあります。
透塀の中に入ります。すでに、金色が見えています。
入り口も立派な扉です。
中に入ると、目の前が、金色の社殿です。国指定重要文化財。社殿は慶安四年(1951年)造営。拝殿、幣殿(石の間)、本殿の三つの部屋から構成された権現造り。金色殿とも呼ばれています。
こちらが本殿と右に少し見えるのが幣殿。
こちらが拝殿。
拝殿の向かいが、唐門。
社殿の隣には、きささげの木。慶安四年(1651年)の社殿造営時に、雷除けの願いを込めて植えられたと伝えられています。
くまさま。灯籠がいっぱいありますね。
これらは、江戸時代に諸大名が奉納したのもので200基以上ありますよ。しかも、大名の身分によって奉納できる場所が決まっているのです。
そうなんですね。でも、何で灯籠を奉納したのですか?
灯籠は神社の明かりとして使います。そのため、諸大名が徳川幕府に従っているということをアピールするため、奉納するようになったのですよ。
当時の徳川幕府の権力が相当大きかったのですね。
上野東照宮の情報はこちら
御祭神
徳川家康公/東照大権現(とくがわいえやすこう/とうしょうだいごんげん)
徳川吉宗公(とくがわよしむねこう)
徳川慶喜公(とくがわよしのぶこう)
ご利益
出世開運、学業成就、健康長寿
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(ぼたん苑開催中は、牡丹の花と葉の押印あり)
御朱印帳:あり
祭事
4月17日:例大祭
1月1日~2月下旬:冬ぼたん
4月中旬~5月中旬:春のぼたん祭
鎮座地(住所)
〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88
アクセス
・JR山手線・京浜東北線・宇都宮線・高崎線・常磐線・上野東京ライン「上野駅」より徒歩5分
・東京メトロ日比谷線・銀座線「上野駅」より徒歩10分
・京成本線「京成上野駅」より徒歩5分
駐車場
なし(上野公園などの近隣の駐車場を利用)
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