「旅先から無事かえる」、「失くし物がかえる」、「若がえる」、「お金がかえる」など、”かえる”にちなんだ願掛けをしてみませんか?
今回は、狛蛙がお出迎えする、水宮神社についてお話していきます。
主祭神は、
天照大神(あまてらすおおかみ)
素戔鳴命(すさのおのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
大國主命(おおくにぬしのみこと)
罔象女神(みずはのめのかみ)
です。
神の使いが蛙という珍しい神社です。
Contents
水宮神社の特徴
蛙がいっぱい! 狛蛙の由来
水宮神社の境内には、狛蛙がいっぱいいます。
鳥居の手前。
手水舎。
そして、何と言っても特徴的なのが拝殿前の狛蛙。
その他にもたくさんの狛蛙がいますよ。
水宮神社の狛蛙にはこんな伝説があります。
昔、この地に住む蛙が、「人間の様に立って歩きたい」と神様に願をかけたところ、その願いが叶い歩ける様になったが、目は後ろになり不便なので元の姿に戻れるように願いを掛けたが許されず、困っていたところを大日如来(不動明王)が元に戻してくれたと云う。
幼い子を亡くした親が神様に願を掛けたところ、亡くなった子にそっくりな子が生まれ、お礼に
「生まれかえる」と蛙を奉納したと言われている。出典:水宮神社境内にある説明書き
蛙は神の使いとして、人々を導くと言われます。
そのため、「旅先から無事かえる」、「失くし物がかえる」、「若がえる」、「お金がかえる」など、”かえる”にちなんだ、ご利益となっています。
さらに、蛙は、小さいが気勢・元気があり、前にしか跳ねないことから、「前向き」とも言われています。
ついついネガティブ思考になってしまうときにお参りして、ポジティブ思考になれるように願をかけてみませんか?
狛蛙がいる神社は、全国的にも珍しいです。水宮神社以外で、私が見たことがあるは、京都にある伏見稲荷大社の末社、末広神社ぐらいでしょうか。
拝殿内の見事な木彫りの額
水宮神社に参拝した際は、ぜひ見ていただきたいものがあります。それは、拝殿内にある木彫りの額です。
木彫りの額には、干支や日本神話に出てくる神様の物語が描かれています。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)の国生み
須佐之男命(すさのおのみこと)と八俣大蛇(やまたのおろち)
大国主命(おおくにぬしのみこと)と因幡の白兎
倭建命(やまとたけるのみこと)が降魔の宝剣で火難を退ける
干支
誉田別命(ほんだわけのみこと)を抱き上げる神功皇后(じんぐうこうごう)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と霊峰富士
天照大神(あまてらすおおみかみ)と天の岩屋戸
無料でご覧いただくことができます。私は宮司さんに御朱印を待っている間、観るように勧められました。
狛蛙と木彫りの額で拝殿内はパワースポット化しています。ゆっくりと時間をかけて見てくださいね。
水子供養ができる
水子供養はお寺では行われていますが、ほどんどの神社では行われていません。しかしながら、水宮神社では、水子供養をやっており水子供養祭も行われています。
水宮神社は、室町時代に京都聖護院を本山派とする修験寺として創建されました。その後、明治初年の神仏分離令により、天照大神他5柱の神様をお祀りするため、神社となりました。
元々は、お寺だったのですね。社号も「摩訶山般若院 水宮神社」です。
神仏分離令後も水子観音や不動明王も祀られています。
今回いただいた御朱印
御朱印は拝殿横にある授与所でいただけます。
初穂料は、各300円。
兼務社の敷島神社の御朱印もいただけます。
水宮神社オンラインツアー
鳥居の前です。顔抜きパネルがあります。子供には、顔の位置が高すぎるような気がしますね。
鳥居の左側には、稲荷神社があります。
稲荷神社の入り口です。
すぐ左側には、二宮金次郎と思われる石像があります。なぜここにあるのかは不明です。
稲荷神社の鳥居の左下には蛙の石像です。祈っている蛙が可愛いですね。
稲荷神社の鳥居の先には、お社と狛狐、七福神像が並んでいます。
七福神と狛狐がすごい数です。
水宮神社の鳥居をくぐると、すぐに手水舎があります。
キティちゃんが乗っていますね。手水舎は故障していたのか使用できませんでした。
隣にも、手水舎。こちらは使用できました。
写真の上にある、「御神水」と書かれている石の右側の蛇口をひねると水が出ます。
正面が拝殿です。
拝殿の前には狛蛙です。狛蛙とは珍しいです。かなりのインパクトがありますね。
左側の狛蛙が吽。
右側の狛蛙が阿です。
拝殿の左奥には、御神木。イチョウの木です。
そして、願いが叶う? 輪投げがあります。
私が投げた時は、どれにも引っ掛かりませんでした。
気を取り直して、拝殿の中に入ると、見事な木彫りの額を見ることができます。
20枚ほどの木彫りの額には、神様が彫られています。
■2017年8月11日撮影
くまさま。木彫りの額が立派でしたね。
日本神話に合わせて、神様とその神様にちなんだ内容が彫られていますよ。
あっ! 僕のご先祖様もいます!
大国主命と因幡の白兎ですね。
隣に僕のことも彫ってもらえないでしょうか?
いなばさんも功績を残せば彫ってもらえるかもしれませんよ。
功績ですか・・。
くまさま? くまさまが功績を残して、僕もお付きということで、隣に一緒に彫ってもらえませんでしょうか?
・・・。すぐに周りに頼るのはいけませんよ。
水宮神社の情報はこちら
御祭神
天照大神(あまてらすおおかみ)
素戔鳴命(すさのおのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
大國主命(おおくにぬしのみこと)
罔象女神(みずはのめのかみ)
ご利益
開運招福、子宝・安産、厄災除け、縁結び
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(敷島神社の御朱印もいただけます)
御朱印帳:なし
祭事
1月1日:元旦祭
4月29日:例大祭
鎮座地(住所)
〒354-0011 埼玉県富士見市水子1762-3
アクセス
・東武東上線「みずほ台駅」東口より徒歩18分
・東武東上線「志木駅」東口より東武バス「下南畑」「富士見高校」行き「寺下団地」下車 徒歩1分
駐車場
あり(無料)
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