あなたは、おみくじを引くのは好きですか?
おみくじを引くなら、おみくじの中身は良いことが書いてある方がいいですよね。
そして、靖国神社のおみくじは、他の神社とは少し違い、良いことがあります。
今回は、日本の英霊を祀る靖国神社(靖國神社)についてお話していきます。
御祭神は、
靖国の大神(幕末の嘉永6年<1853>以降、平和の礎となられた御英霊の246万6千余柱)
となります。
日本を守るために犠牲になった人々を神霊としてお祀りしています。靖国の大神をお祀りすることで、「平和な国家を建設する」という願いが込められています。
Contents
靖国神社の特徴
靖国神社の御祭神
靖国神社の御祭神は、日本書紀や古事記といった日本の歴史書にある神様ではありません。
明治維新、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、満州事変、支那事変、大東亜戦争(第二次世界大戦)などで、国を守るために犠牲になった246万6532柱を「靖国の大神」としてお祀りしています。
靖国の大神は、軍人ばかりではありません。明治維新の先駆けとなった坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作、橋本左近といった幕末の勇士たちをはじめ、戦場で救護活動を行った看護婦や学生、軍需工場で亡くなられた人々など、文官、民間の人々も数多く含まれています。
このように、日本を守るために犠牲になった人々を神霊としてお祀りする神社は、護国神社として日本各地にあります。
靖国神社や護国神社にお参りする際は、日本が平和に暮らせていることに対して、感謝の気持ちを伝えるのが良いですよ。
引くならどっち? 迷ったら、桜みくじを引いてみよう。
靖国神社のおみくじは神札授与所で引くことができます。場所は、拝殿の手前です。その神札授与所におみくじの箱が置いてあります。
おみくじをすぐ引きたい!
でも、ちょっと待ってください。靖国神社のおみくじは、2種類あります。2種類のおみくじを紹介しますので、どちらが良いか考えてから引いてくださいね。
まずは、「靖国神社おみくじ」。初穂料は、100円。
どこの神社にもある普通のおみくじです。
しかし、次の写真をよく見てください。
何かがありません。
そうです。
「凶」がありません。英霊が眠る場所ですから、あまり良くない「凶」は入れていないのかもしれません。
そして、次は、「桜みくじ」。初穂料は、300円。
こちらは、おみくじの中に、幸せを招くストラップが入っています。
ストラップが可愛いですね。
そして、「桜みくじ」には「靖国神社おみくじ」にはないものがあります。
それは、「桜みくじには、大吉よりさらに上の大大吉がある」ことです。実際に、インターネット上に大大吉を引いた人の写真があったりするので、大大吉は実在するようです。
私も、桜みくじを引いてみました。
そして、その中身は?
「中吉」でした。
でも、神様からのお言葉にすごいことが書かれています。
「なるようになる」で希望がかなう
凄くびっくりです!!
このようなお言葉が書かれたおみくじを引いたことはありません。
これは、今は「中吉」だが、希望がかなうと「大吉」、そして、「大大吉」になるということでしょうか?
神様のお言葉を信じて、日々頑張ります!!
ストラップは、黄色でした。スマホカバーにストラップを付けています。
「靖國神社おみくじ」と「桜みくじ」。あなたなら、どちらのおみくじを引きますか?
迷ったら、「桜みくじ」を引くことをおすすめします。
神様のお言葉であなたの運命が変わるかもしれませんよ。
ちなみに、「桜みくじ」には、凶があるようです。
おみくじについての詳しいは、よろしければご覧ください。
(→おみくじの起源や縁起のよい順番は?大大吉、平って?)
(→おみくじに作法はあるの?正しい引き方を教えます)
桜の名所! ソメイヨシノの開花日を決める
靖国神社は、桜の名所としても知られています。
撮影時期が、桜の咲く時期ではないので、葉っぱが生い茂ってます。日本を象徴する桜は、靖国神社の御祭神にとっても誇りの象徴です。境内には、500本もの桜の木があります。
そして、毎年春になると、気象庁が桜の開花予想、開花情報を発表しますよね。東京都の開花予想、開花日を調べているのが、靖国神社のソメイヨシノです。靖国神社のソメイヨシノを見て、2分咲き、5分咲き、満開などを発表しています。
さくらまつりの記事については、こちらの記事をご覧ください。
遊就館には、機関車や零戦も展示!
遊就館には、靖国神社に鎮まる英霊の遺品、戦時中の貴重な資料などを収蔵、展示する施設です。
展示施設へは、有料(大人:800円、大学生:500円、高・中校生:300円、小学生以下:無料)となっていますが、遊就館の入り口部分は無料となっており、機関車や戦闘機、大砲を見ることができます。
入り口正面には、C56型31号機関車が展示されています。
その他、零式艦上戦闘機なども展示されています。
施設内には、売店、茶房もあり、靖国神社オリジナル商品「靖国グッズ」を買ったり、「海軍珈琲」、「海軍カレー」「古代米ちなき」など、喫茶や食事などもできます。
茶房で、お茶をしました。写真は、かき氷(500円)と抹茶白玉ぜんざい(650円)でした。とっても甘くておいしかったです!
施設内の支払いは現金払いのみです。ご注意を。
今回いただいた御朱印
拝殿の右側にある参集殿でいただけます。
初穂料は、300円。
御創立百五十年記念の御朱印帳。
初穂料は、1,500円。
その他、2種類の御朱印帳がありました。そちらは、初穂料は、1,000円。
靖国神社オンラインツアー
靖国神社の境内案内図です。第一鳥居(大鳥居)には、九段下駅か飯田橋駅から歩くのが便利です。
今回は、第一鳥居から入ります。
入り口の南側には、高燈籠があります。高燈籠の奥に見えるのは、武道館の屋根です。
入り口には、狛犬が4体。
社号標(靖国神社と書かれている石碑)の手前に、2体。こちらの狛犬は、たくましい体つきです。
社号標の奥に、2体おられます。先ほどの狛犬に比べると、優しい顔立ち。左側の狛犬は、背中に、子供が載っていますね。
第一鳥居(大鳥居)です。大正10年(1921)に日本一の大鳥居として建てられましたが、老朽化により昭和18年(1943)に撤去。現在は、昭和49年(1974)に再建されたものです。高さは25mあります。明治神宮にある第一鳥居と同じぐらいの大きさです。
しばらく進むと、「大村益次郎(村田蔵六)銅像」があります。日本陸軍の創設者で靖国神社の前身である東京招魂社の創建に尽力した功績を称えようと、明治26年(1921)に、日本初の西洋式銅像として建てられました。
大村益次郎銅像が向いている先は、上野にある西郷隆盛像という噂もあります。ただ、西郷隆盛像が建てられたのが明治31年(1898)なので、大村益次郎銅像が先に建てられましたので、事の真相はわかりません。
大村益次郎銅像の南側は駐車場の入り口になっています。駐車場入り口には、昭和7年(1932)に建てられた石鳥居があります。
石鳥居の両側にも狛犬がおられます。明治8年(1933)に片倉財閥によって奉納されたものです。こちらの狛犬も立派なお姿。近代的な雰囲気があります。
後ろ姿も立派です。
大村益次郎銅像の北側には、「靖国の時計塔」があります。昭和38年(1963)に、「戦没者等の妻に対する特別給付金支給法」が制定され、戦没者の妻の特別な立場が認められたことを記念して、昭和40年(1965)に日本遺族会婦人部が奉納しました。
大村益次郎銅像の先には、南側に駐車場内売店、北側に外苑休憩所があります。外苑休憩所では食事を取ることもできます。
道路を渡ると、明治20年(1887)に建てられた第二鳥居があります。青銅でできており、青銅製の鳥居としては日本一です。
第二鳥居の左側には、大手水舎(おおてみずしゃ)があります。昭和15年(1940)にアメリカ在住の日本人の方々から奉納されました。手水盤は花崗岩で作らており、重さは18トン以上あるとのこと。
第二鳥居の先に、神門があります。昭和9年(1934)に建てられたものです。菊花の紋章は、直径1.5mもあります。
神門をくぐると、西側(正面)に中門鳥居、南側に南門があります。
南門です。
左右に、狛犬がおられます。顔がちょっと怖い。
南門にも手水舎があります。
写真の奥には、本宮、鎮霊社がありますが、手前にある鳥居までしか行けませんでした。
中門鳥居の正面は拝殿。すぐ右側に神札授与所があります。
神札授与所では、お札やお守りの授与、おみくじを引くことができます。
拝殿です。正面から撮影すると、警備員に注意されます。正面からでなければ、撮影しても問題ありません。
拝殿の右奥には、参集殿があります。参集殿には御朱印所もあります。
拝殿の北側には、様々な施設があります。神門の横から順番に紹介します。
神門横に能楽堂があります。明治14年(1881)に東京・芝公園に建てられたもので、明治36年(1903)に移築されました。松の木が見事に描かれています。
遊就館です。館内には、売店、茶房、靖国神社に鎮まる英霊の遺品、貴重な資料などが展示されています。
機関車や戦闘機、大砲なども展示されています。
売店では靖国神社オリジナル商品が買えます。お支払いは現金払いのみでした。
遊就館の外には、特攻有志の像、戦没馬慰霊像、軍犬慰霊像、鳩魂塔、母の像があります。
靖国会館。館内に休憩所と靖国偕行文庫(靖国神社に関する本などがあり)があります。
神池庭園。花崗岩の直橋は日本一の長さです。鯉に餌をあげることもできます。鯉は巨大でした。
その他、行雲亭(こううんてい)、靖泉亭(せいせんてい)、洗心亭(せんしんてい)などがあります。
■2017年4月23日撮影
遊就館
靖国神社の情報はこちら
御祭神
靖国の大神(幕末の嘉永6年<1853>以降、平和の礎となられた御英霊の246万6千余柱)
ご利益
国家安泰
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(みたままつりなどでは、特別な御朱印あり)
御朱印帳:あり
祭事
1月1日:若水奉奠、新年祭
1月2日:二日祭
1月7日:昭和天皇武蔵野陵遙拝式
1月30日:孝明天皇後月輪東山陵遙拝式
2月11日:建国記念祭
2月17日:記念祭
4月21日~23日:春季例大祭
4月29日:昭和祭
6月29日:御創立記念日祭、献詠披講式
7月13日~16日:みたままつり
7月30日:明治天皇伏見桃山陵遙拝式
10月17日:神宮神嘗祭遙拝式
10月17日~20日:秋季例大祭
11月3日:明治祭
11月23日:新嘗祭
12月23日:天皇御誕辰奉祝祭
12月25日:煤拂祭、大正天皇多摩陵遙拝式
12月31日:大祓式、除夜祭
毎月1日、11日、21日:月次祭
鎮座地(住所)
〒102-8246 東京都千代田区九段北3-1-1
アクセス
東京メトロ東西線・半蔵門線 「九段下駅」出口1より徒歩5分
都営地下鉄新宿線 「九段下駅」出口1より徒歩5分
都営地下鉄有楽町線・南北線 「飯田橋駅」A2、A5出口より徒歩10分
JR中央線・総武線 「飯田橋駅」西口より徒歩10分
JR中央線・総武線 「市ヶ谷駅」より徒歩10分
駐車場
あり(有料。昇殿参拝者は無料)
ホームページ
周辺の神社
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