スポーツ、芸能、習い事などの技芸上達を目指しているあなた。「芸能の神」にお参りして、技芸上達をお願いしてみませんか?
今回は、芸能の神と呼ばれる天細女命を祀る、烏森神社についてお話していきます。
主祭神は、
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
です。
最近では、烏森神社の親善キャラクター「こい吉くん」、心願色みくじ、カラフルな御朱印などで人気を集めています。
Contents
烏森神社の特徴
特徴的な拝殿
烏森神社は特徴的な建造物が多くあります。
まず、一の鳥居。
参道の奥は飲み屋街です。参道は細いので、一の鳥居も小さく造られています。木製です。烏森神社の提灯が無いと鳥居だと気が付かないかもしれません。
続いて、二の鳥居。
一の鳥居は木製でしたが、二の鳥居はコンクリートで造られています。次に紹介する拝殿のデザインに合わせて造られて感じです。
そして、拝殿。
烏森神社の拝殿は、昭和46年(1971)に、建築家の郡菊夫氏(1957-2004)によって創建しました。
現代アートの先駆けともいえるデザインです。コンクリートなどの現代建築を取り入れつつ、神社のイメージを表現していますね。とくに神社にシンボルともいえる千木(ちぎ)を表現しているのが特徴ではないでしょうか。千木とは、神社の屋根にあるとがった部分のことです。
「心願色みくじ」で超大吉!?
色で叶える願掛けおみくじとして、「心願色みくじ」があります。初穂料は、500円。
心願色みくじは、おみくじを引くだけではなく、願い札に願い事を書いて奉納することができます。
心願色みくじの引き方は、心願色みくじを引く前に、お願いしたい事柄に合わせた色を決めてからくじを引きます。そして、願い札に同じ色のペンでお願い事を書いて、色みくじ結び処にある同じ色の紐に願いを込めながら結びます。
境内に心願色みくじの説明書きがあります。
願い札の見本がとんでもない内容になっています。
最近の話題も取り入れています。赤色には「こい吉くん」が書かれています。
見本を見ると、願い事は具体的に書くのがポイントですかね。
そして、最大の特徴は、「超大吉」があることです。
福分けセット。手に入れたいですね。
私も、心願色みくじを引いてみました。仕事運を占うため、青色です。
そして、その結果は!?
吉でした。
心願色みくじを引くと、願い玉もいただけます。
願いが叶って、さらなる大きな願いを叶えるために、心願色みくじを引く時は、ひとまわり大きな願い玉がいただけるとのことです。
「願いが叶いますように」と思いを込めて、願い札を結んできました。
御朱印と合わせて心願色みくじを引く時は、御朱印をお願いする時に一緒に心願色みくじを引いてくださいね。
御朱印に、特別なスタンプを押していただけます。
「幸運の鈴守り」で自宅で幸運を呼び込もう!!
烏森神社には、「芸能の神」である天細女命(あめのうづめのみこと)をお祀りしています。
天細女命とは、神話「天の岩戸」で、茅(かや)を巻いた小さめの矛(神楽鈴の原型)を持って舞い、暗闇の世界から再びこの世に明かりを取り戻したとの云われから、幸運を呼び、技芸上達にご利益があると言われています。
烏森神社では、天細女命の御守として、幸運を呼び込む「幸運の鈴守り」がいただけます。
玄関や神棚などにお飾りして、出かける前や嫌なことがあった時などに幸運の鈴守りで清めます。幸運の鈴守りを、身体の前で、左、右、左と三回振って清らかな鈴の音で祓い清め、幸運を呼び込みます。
幸運の鈴守りは、お守りより少し大きいぐらいのサイズです。
少し強めに振ると、鈴の音色が心地よいです。
幸運を呼び込みたいあなた。お出かけ前に清めてみてはいかがでしょうか。
限定御朱印も多数あり! カラフルな御朱印
烏森神社の御朱印はカラフルで、赤・黄・青・緑の四色の巴紋と神烏の社紋が書かれています。
カラフルな御朱印の先駆けともいわれています。また、お祭りや時期により10種類以上の、特別な御朱印がいただけることでも有名です。
写真が無いのですが、とくに人気なのが、3月3日の「ひな祭り御朱印」です。御朱印がピンクになります。
そして、御朱印をいただく時に、心願色みくじを引いたり、幸運の鈴守りをいただいたりすると、特別なスタンプを押してもらえます。
心願色みくじの場合
幸運の鈴守りの場合
白色のスタンプなので、写真だとわかりにくいかもしれません。
御朱印帳も黒色で素敵なデザインです。人気で置いてない時もあるようです。
ゆるキャラ「こい吉くん」
烏森神社の親善キャラクターの「こい吉くん」。
誕生は、烏森神社の創設と同じ天慶3年(940)。1000歳を超えています。ゆるキャラ界の最長老ですね!
お祭りの時などは、境内や新橋駅周辺で烏森神社のアピールをしています。
私は会えたことが無いのですが、境内で「こい吉くん」に会えると恋にご利益、2人で写真を撮ると恋人が現れると言われています。「こい吉くん」を見かけたときは、一緒に写真を撮ってくださいね。
今回いただいた御朱印
境内にある授与所でいただけます。
初穂料は、500円。
御守とお茶(梅こぶ茶)もいただけました。心願色みくじを引くと、護符もいただけます。
時期によって、御守とお茶などは変更があります。
烏森神社オンラインツアー
新橋駅の烏森口から歩いていくと、バス停があります。バス停のすぐ横が境内の入り口があります。
細い路地なので、通り過ぎないように注意してください。
一の鳥居の先に、細い参道が続きます。
途中に、第二授与所があります。第二授与所は、普段は閉まっており、お祭りなどの際は、臨時で開けるようです。
第二授与所の先に、二の鳥居があります。
二の鳥居をくぐると、右側に手水舎があります。手水舎には柄杓(ひしゃく)がありません。
このように柄杓の無い手水舎は、以下のように手と口を清めます。
- 流れている水で、両手を全体を濡らします(両手を清める)。
- 両手を合わせて、水を溜めます。
- 溜めた水で口をすすぎます(口を清める)。
- 流れている水で、両手を全体を濡らします(両手を清める)。
手を清めるときは、手を洗う時のように、バシャバシャと水を飛び散らかさないようにしてくださいね。手を静かに清めるのが良いです。
手水舎の先には、狛犬がおられます。
個人的には、現代のアニメ風な顔立ちに見えます。
左奥には、第一授与所があります。第一授与所で御朱印がいただけます。御朱印帳を預けるときに、心願色みくじを引くと、御朱印に特別なスタンプを押してくれます。
心願色みくじの説明書きもあります。
右奥には、心願色みくじ結び処と願い事を書く場所があります。
拝殿は、階段を上った先にあります。
■2017年6月2日撮影
烏森神社の情報はこちら
御祭神
【主祭神】
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
【相殿】
天細女命(あめのうづめのみこと)
瓊々杵尊(ににぎのみこと)
ご利益
必勝祈願の成就、商売繁盛、技芸上達、家内安全
※境内で烏森神社の親善キャラクター「こい吉くん」に会えると恋にご利益、2人で写真を撮ると恋人が現れると言われている。
御朱印・御朱印帳
御朱印:あり(祭事や季節ごとに特別な御朱印あり。御朱印帳に記載してもらいたい場合は、ホームページなどで確認した方が良いです。)
御朱印帳:あり
(受付:9時~16時。時間変更あり)
祭事
1月1日:元旦際
2月節分の日:節分祭
2月11日:紀元祭
2月17日:祈念祭(としごいまつり)
旧初午の日:初午大祭
3月春分の日:春季皇霊祭
4月29日:天長祭
5月4~6日:例大祭
6月30日:夏越の大祓
9月秋分の日:秋季皇霊祭
11月3日:明治祭
11月15日:七五三
11月23日:新嘗祭
12月31日:年越の大祓
毎月1、5、28日:月次際
鎮座地(住所)
〒105-0004 東京都港区新橋2-15-5
アクセス
JR山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、上野東京ライン 「新橋駅」烏森口より徒歩3分
東京メトロ銀座線 「新橋駅」より徒歩3分
都営地下鉄浅草線 「新橋駅」より徒歩3分
駐車場
なし
ホームページ
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