18章.私が派遣先から戻って初めて一緒に昼食に行った時のこと

日記vol.18

こんにちは、久川和人です。

前回は、「転職を決意して、人材紹介会社に応募した途端、プロジェクトリーダーが会社に来なくなり、突如リーダーを任されました。しかし、メンバーは不満ばかりでプロジェクトの立て直しも難しい状況。そんな中、転職を決意する。」というところまでお話しいたしました。

前回の日記→https://hisagawa.com/diary/project/

今回は、私が派遣先から戻って初めて一緒に昼食に行った時のことについてお話していきます。

「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」

できるかできないかではなく、やるかやらないか

これは最初に誰が言ったのかはわからないのですが、あまりにも有名な名言なので、あなたも聞いたことがあるかもしれません。でも、この中の”やるか”が中々実行できないのです。

私は昔、後悔ばかりしていました。今ももちろん後悔することはありますが、昔ほど悔やむことはありません。それは、この名言のおかげかもしれません。

私の後悔の理由はいろいろあります。でも、後悔したことのほとんどに共通していることは、

やらなかったから

なのです。

もちろん、”余計なことを言った。”、”やらなくてもいいことをやってしまった。”みたいにやったことへの後悔もありますが、後悔したうちの大半は後になってあのとき、

”やっておけばよかった。”

”行っておけばよかった。”

”言っておけばよかった。”

ということを後悔するのです。

それは、できるかできないかで悩んでいるから。

できるかできないかで悩むと、”できる”理由よりも”できない”理由を先に考えてしまうのです。

そうすると、

・物事・事象が起こる。
 ↓
・できない理由を考える。
 ↓
・できないと思うと、やらない。
 ↓
・できた可能性もあるので、後になってやらなかったことを後悔する。

といった流れができます。

自分にはできないと考えると、行動に移すことができなくなります。

その結果、行動していないので成果が出ることがありません。成功確率は0%です。

でも行動していたら成功確率が0%ではなく、何%、何十%、もしかしたら100%と成功確率が上がります。

やらなかったら成功確率は0%、でもやっていたら成功していたかもしれないと思うから後悔するのです。

それだったら、”やればいいじゃん!”って思いますよね。でもやっぱり失敗を恐れて行動できないのです。

それで、私はどうしたのか?

私は、事象をできるだけ小さくしてからやるようにしました。

例えば、このブログの記事を書く場合、いきなり、100か所の神社の記事を書こうとすると大変な作業になりますが、まずは、1つの神社の記事だけ書く。

1つの神社の記事を書くにしてもさらに細分化する。

  • 神社について調べる。
  • 神社に行って撮影する。
  • 御朱印を頂く。
  • 写真を加工する。
  • ブログを書く、写真を貼る。

という工程に細分化します(実際にはもっといろいろなことがありますが、簡単に記載しています)。

そうすることで、一つずつを実践し達成することで、記事が完成できるのです。途中でうまくいかなかったことがあっても、一つの事象が小さければ、なぜうまくいかないのかを検証しやすいし、問題も解決しやすくなります。

最初は、”記事が書けない”といってやらなかったことも、事象を小さくして少しずつやることでできるようになり、完成していきます。

”できるかできないか”はそれほど問題ではなく、事象を細分化し、小さいことをやっていき、問題が出たら解決していく。そうすることで、少しずつできるようになります。

ちなみに、この「できるかできないかではなく、やるかやらないか」という言葉は、実業家の福島正伸さんが書いた「100の名言」という記事を読んだときに、あらためて大事さに気が付いた言葉です。

私が思う、「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」のお話でした。

つぎからが、17章からのつづきです。

プロジェクトに対する姿勢

打合せの翌日、要件確認のためのドキュメントが完成しました。

とはいっても、必要な項目は書きましたが、出来栄えは50%ぐらいでしょうか。もう少し良くしようと思えばできたのです。

要件はある程度決まったのですが、それでもお客様と打合せをした後に、また何度か修正をしないといけないことはわかっていたので、それ以上は書くことができませんでした。

私はプロジェクトの最初から参加していたわけではないので、プロジェクトリーダーはお客様や社内メンバーとどのようにプロジェクトを進めてきたのかがわかりません。プロジェクトリーダーが会社に来なくなるほどの問題が何なのか、どのような経緯でそうなったのかもわかりません。

もちろん、プロジェクトに入ったこの数日間で、プロジェクトを進めるのがいかに困難かはわかりました。

お客様は要件が決まっておらず、やりたいことが二転三転して、打合せのたびに違う要件に変わります。その二転三転する要件を対応するためにプロジェクトのメンバーの作業が毎回無駄になって、不満が高まっているのです。

お客様より立場が下のプロジェクトリーダーは、要件が二転三転してきまらないお客様に対してあまり反論もできません。そして、プロジェクトメンバーには、その決まらないながらも要件を対応させなければいけない。

そのような状態で誰のサポートもない状態で、プロジェクトリーダーが務まるわけがありません。そのことだけはわかりました。

そのプロジェクトリーダーを私が務めなければいけない。そう思っただけで、前のプロジェクトリーダーと同じように、私も会社に来なくなるのではないかという気持ちに襲われます。

現に、プロジェクトメンバーはばらばらに動いているし、状況が把握できていない私に従うつもりもないようです。もともと過去に私とプロジェクトメンバーの誰とも付き合いがなかったし、お互い相手がどのような人物なのかわからない。

そのような状態でプロジェクトメンバーと接しても、うまくいかないことはわかっています。本来なら、少しずつでもコミュニケーションを取って仲良くなる。相手の不満を聞いて解決できるようにするなど、リーダーシップを発揮していかなければいけないのです。でも、人と接するのが苦手な私には難しいことでした。

それに、”このプロジェクトから抜け出す”、”転職をする”といったことばかりを考えていたので、なおさらやる気も起きません。

かろうじてドキュメントを完成させるというモチベーションだけを保っている状態で、プロジェクトメンバーに対してまでどうにかしようという気持ちは生まれてきませんでした。

でもその意識を変える出来事が起こります。

打合せの意義

ドキュメントが完成したため、その日の夕方に、営業担当を連れて、お客様に内容の確認に行きました。打合せの趣旨は、前日の打合せで大筋合意した内容の確認です。そのため、それほど大きく変更は無いだろうと思っていました。

しかし、お客様がドキュメントに書かれた内容を見た途端に、急に相談を始めました。

「また始まった・・・」

と心の中で思いました。

いつもお客様は3名参加されています。今日もその3名が参加され、前日の打合せにも参加しています。それでも、前日大筋合意した内容について議論を始めるのです。これではいつまでたっても要件が決まるわけがありません。それでも納期ばかりを気にするお客様。

営業担当と私はその光景を眺めているしかできませんでした。打合せは4時間以上もかかり、決定事項は無しの状態。お客様の会社から出たのが、午後8時を過ぎていました。

”何も決まらないどころか、決まっていたはずのことまでも再検討する。”

これではお客様がプロジェクトを進めたいのか、納期までに完了する気があるのかわかりません。営業担当と私は何も決まらない打合せに参加して、疲れ切っていました。

それでも、帰る途中で喫茶店に入り、今後について話をすることにしました。この喫茶店に入った出来事が今後の私の運命を変えることになります(ちょっと大げさかもしれませんが、、)。

コーヒーを買って席に着き、コーヒーを飲んだとき、あることに気が付きました。それは、打合せ中ずっと休憩もなく、何も飲んでいないことです。

営業担当が、

「そういえば5時間以上、何も飲んでいなかったですね。」

と話を切り出し、今後について話し合いました。

二人の意見としては、

「このまま要件が決まらないようであれば、プロジェクトを進めることができない。中途半場に進めても、納期を守れる保証もなく、要件を満たせるかどうかも分からない。そのため、上司に相談して部長などの役職がある方がお客様と相談して、今後のプロジェクト運営をどうするか決める必要がある。」

ということで、まずは営業担当から上司に話をすることになりました。

その日家に着いたのは午後11時過ぎ。帰る時間が遅かったのと、打合せで疲れたこともあったかと思います。転職について検討をする余裕がありませんでした。

ただ、今日はひとつだけとっても大きな成果がありました。それは、営業担当と仲良くなれたことです。

営業担当と8時間以上も一緒にいて、喫茶店でお互い思っていることを伝えられ、共通認識を持っていることがわかったことです。共通認識はお客様に対してだけではなく、会社に来なくなったプロジェクトリーダーのことや、プロジェクトメンバーのこと、営業担当と私のそれぞれの上司のことについても同じような思いを持っていたことです。

共通の認識を持っているということがわかり、今後、プロジェクトに対する悩みを打ち明けることができるようになりました。

そして、派遣先から自社に戻ってきてからの私の待遇に同情している人が多くいるということも教えてくれました。

派遣先から自社に戻ってきてから孤立状態だった私にとっては、プロジェクトが成功することよりもうれしいことでした。

お金がすべて

つぎの日、営業担当が私の席にやってきました。営業担当の顔を見ると、残念そうな顔つきだったので、昨日のことを上司と相談しても何も解決しなかったことがわかります。

お昼近くだったので、一緒に食事に行くことになりました。お店に入り話を聞くと、やはり、上司と相談したが「プロジェクトメンバーにプロジェクトをちゃんとすすめるように言え。」といわれただけとのことでした。

プロジェクトがなくなる場合の損失を考えると、お客様に強く言えないそうです。今期は営業部の予算も達成できなさそうな状況なのです。それに、こちらからいろいろいうと損害賠償請求でもされたら困るということ。

それでも、営業担当は、要件が決まらず納期が守れなかったり、要件どおりのシステムが作れなくなるから、その方が問題ということを訴えたそうです。そして、プロジェクトリーダーのように会社に来なくなる人が増える恐れもあることも言いましたが、聞いてもらえなかったとのことでした。

でも、営業担当も私も上司に話しても解決できないと思っていたので、それほど驚かず、二人で「予想どおりの結果だった。社員を大事にしない会社だ。」と言ったりして、ちょっぴり楽しんでいました。

上司に聞いてもらえなかったことよりも、大変なプロジェクトに関わることにはなりましたが、私は派遣先から戻ってきて、初めて他の人とお昼ご飯に行くことができたという嬉しさがあったのです。

そのときだけは、少しは頑張ろうかなと思うようになっていました。

同じ結果

お昼から戻り、私も上司に状況を伝えました。

お客様の要件が二転三転して一向に決まらないこと。このままでは納期も間に合わないし、納品できたとしても要件が違うといって、お金ももらえずに何度も作り直すことになる。そして、要件が決まらないことについては、上司からお客様の上の方に相談してほしいことを伝えました。

でも、相談に乗ってくれるどころか、面倒だといった表情で、「何とかしろ」としか言いません。どう説明しても、訴えても、何の助言もないのです。

きっと、前任のプロジェクトリーダーも相談しても助けてもらえず、一人で対応するのに限界になり会社に来なくなったのだと思いました。

上司は何もしてもらえませんが、プロジェクトメンバーは要件が変わるかもしれないという思いがあるので、積極的に取り組むことはありません。でも、文句を言いながらではありますが、不確定ながらもドキュメントに書かれている要件に従って、システム開発を進めてくれました。

今日は一日、お客様からは何も言ってきませんでした。要件が決まらないから何もいうことはないのかもしれません。

営業担当に、「上司に相談したら、また予想どおりの結果だった。」ということを伝えました。

そして、ちょっとだけ、そのことを楽しんでいる二人がそこにはいました。それは会社では今までに経験したことのない楽しい気持ちです。そのときは、うつ病だということを感じることのない時間が流れていました。

このまま、要件が変更にならないことを祈りながら、自宅に帰りました。

(つづく・・・)



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